Im Anfang war das Buch-購書&購盤日記-

本やCDを買う日々の記録です。完全版はこちら → http://blog.goo.ne.jp/azev

《購盤》2006.05.26 タワーレコード広島店(その2)

タワーレコード広島店

グリュミオー/バッハ


◎J.S.バッハ:ヴァイオリン・ソナタ(全11曲)/アルテュール・グリュミオー

 J.S.バッハ: ヴァイオリン・ソナタ (全11曲)
 【演奏】
 アルテュール・グリュミオー(ヴァイオリン)
 クリスティアーネ・ジェコッテ(チェンバロ)
 フィリップ・メルムー(チェロ)
フィリップス 2枚組 ¥1,800

 グリュミオーのバッハ:ヴァイオリン・ソナタは、1963年録音のエジダ・ジョルダーニ・サルトリとのものを既に持っています。この録音は1978年~1980年のもの。バッハのヴァイオリン・ソナタは特に好きな曲なのでこのCDも買いました。


◎J.S.Bach: Brandenburg Cto 2&5/ James Levine, CSO

 J.S.バッハ:
  1) ブランデンブルク協奏曲 第2&5番/カンタータ 第202番 「いまぞ去れ、悲しみの影よ」(結婚カンタータ)
  2) 管弦楽組曲 第2番 ロ短調
【演奏】
  1)Donald Peck(fl)、Ray Still(ob)、Samuel Magad(vn)、Adolph Herseth(tp)
  キャスリン・バトル(Sp)
  ジェームズ・レヴァイン(指揮&Cemb)、シカゴ交響楽団メンバー
  2)ジェームズ・ゴールウェイ(fl)、ヴュルテンブルク室内管弦楽団
RCA ¥1,090

 レヴァインのバッハも珍しいかと思って。


◎Brahms: Piano Concertos・Overtures etc./Barenboim・Barbirolli

 ブラームス:ピアノ協奏曲第1番、第2番
  ダニエル・バレンボイム(ピアノ)
  ジョン・バルビローリ(指揮)、ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
 同:大学祝典序曲、悲劇的序曲、ハイドンの主題による変奏曲
  ジョン・バルビローリ(指揮)、ウィーン・フィル
EMI 2枚組 ¥1,290

 バルビローリなので。


◎Mozart: Sinfonia Concertante For Winds; Etc/ Barenboim,Daniel

 モーツァルト:協奏交響曲(管楽器のための)K.297b
 同:セレナード K.361 「グラン・パルティータ」
  ダニエル・バレンボイム(指揮)、イギリス室内管弦楽団
 同:フルート協奏曲 ト長調 K.313
 同:アンダンテ ハ長調 K.315
 同:オーボエ協奏曲
  ミシェル・デボスト(フルート)、モーリス・ブールグ(オーボエ)
  ダニエル・バレンボイム(指揮)、パリ管弦楽団
EMI 2枚組 ¥1,290

 モーツァルト生誕250周年なので(笑)。
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  1. 2006/05/31(水) 05:17:26|
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《購盤》2006.05.26 タワーレコード広島店(その1)

タワーレコード広島店
Rubinstein - Chopin Collection


◎Rubinstein - Chopin Collection

 Disc: 1
  1-10. 夜想曲集(10曲)
 Disc: 2
  1-9. 夜想曲集(9曲)
 Disc: 3
  1-26. マズルカ集(26曲)
 Disc: 4
  1-25. マズルカ集(25曲)
 Disc: 5
  1-4. バラード 第1-4番
  5-8. スケルツォ 第1-4番
 Disc: 6
  1-7. ポロネーズ集(7曲)
 Disc: 7
  1-4. ピアノ・ソナタ 第2番, Op. 35
  5-8. ピアノ・ソナタ 第3番, Op. 58
  9. 幻想曲 Op. 49
 Disc: 8
  1-3. ピアノ協奏曲 第1番, Op. 11
  4-6. ピアノ協奏曲 第2番, Op. 21
 Disc: 9
  1-14. ワルツ集(14曲)
 Disc: 10
  1-4. 即興曲 第1-4番
  5. 舟歌 Op. 60,
  6. 3つの新しいエチュード Op. Posth. 第番1, 2, 3
  7. ボレロ Op. 19
  8. 子守歌 Op. 57
  9. タランテラ Op. 43
  10. アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ Op. 22
 Disc: 11
  1-24. 24の前奏曲 Op. 28
  25-28. ピアノ・ソナタ第2番
  29. 子守歌 Op. 57
  30. 舟歌 Op. 60
 pf:アルトゥール・ルービンシュタイン
RCA 11枚組 ¥5,590

 今までショパンはほとんど聴いてこなかったのですが、最近なぜか心魅かれるものがあります。ルービンシュタインのショパンがこの枚数でこのお値段。おトクでしょう。
  1. 2006/05/30(火) 05:59:47|
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《読書》鈴木廉也『ただいまこの本品切れです』ミオシン出版

ただいまこの本品切れです


●〔38〕鈴木廉也『ただいまこの本品切れです』ミオシン出版 1998
(2006.05.25読了)
 枕上の書。著者は出版社勤務ということですが、「そこで、私自身がその人に成り代わって、一人称で物語を進めることにした。こうした手法を、新たに「イタコエッセイ」(本人になりうつって物語りする)という新ジャンルとして勝手に名付けることにした。(「はじめに」)」ということで、この本は大規模チェーン書店の書店長が書いたという形をとっています。
 内容は要するに『暴れん坊本屋さん』のような書店の裏話です。面白く読むことができました。

 意外だったのは取次と書店との力関係です。

 書店と取次店(本の問屋さん)との関係は、あるビミョーなものがある。一見、取次店の方が断然有利な関係のように思われる節もあるが、書店の規模やチェーン店の数などで、その関係は天と地ほどの差があるようだ。
 たまたま私のいる店は、大規模チェーン店に属しており、取次ぎ店の売上高に占める割合が結構あるので、その対応もひと味違っていた。これが住宅地などにある昔から細々と続けている中小・零細書店となると、取次ぎ店との関係はかなり希薄なものになっているのではないだろうか。
 これから紹介するエピソードなんぞは、取次店に対する優位さを一二〇%利用した悪い例かもしれない。
 ある時、私の店のリニューアルをすることになった。書店の場合、基本的に定休日は少ないし、休みの日にリニューアルすることにでもなれば、社員やパートさんに休日出勤手当を支給することになるので収益を圧迫するし、社員の士気も下がるというデメリットもある。
 そうなると、やるとすれば夜中しかないということになる。そこで出番がくるのが取次の社員なのだ。そこで、事前の打ち合わせを含めて取次店に連絡をする。
「実は○月○日に全店リニューアルするんで午後一〇時まで何人か見繕ってよこしてくんない?」
 受けた取次店の書院は大変である。お得意様の書店が一晩でリニューアルをするというのだから、とにかく駆けつけなければいけない。とはいうものの、本業の仕事の方も忙しいに決まっている。それでもなんとか都合をつけて、数人体制でその書店に向かわなければいけないのだ。
(中略)
 ただただ単純な肉体労働である。ましてや当の書店の店員は一人もいないのである。こんな理不尽な深夜業を、通常の仕事が終わったあとにさらにやらなければいけないというのは、ある種の屈辱さえ感じてしまう。
「何でここまでやらなきゃならないの?」という疑問も至極当然だといえる。ただ、こればいわゆるサラリーマンの悲哀だといえばそれまでだが、あまりにもひどすぎる。(pp.76~78)
  1. 2006/05/29(月) 06:01:17|
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《読書》谷沢永一『本好き人好き話好き』五月書房


●〔37〕谷沢永一『本好き人好き話好き』五月書房 2005
(2006.05.25読了)
 市民図書館で借りました。谷沢永一もそろそろ鼻についてきました。
 面白かったのは、古書さろん天地の主人・今木敏次の追悼文である「交遊、五十五年」と「日本近代書誌学試論」でした。
 いきなり古い話題を持ちだして恐縮ながら、谷崎潤一郎が長編『鍵』の連載第一回目を雑誌『中央公論』に発表したのは、昭和三十一年一月号である。高齢に達した夫婦の性生活を描いたこの作品は、現在ならばとりたてて問題とするほどの内容ではないが、当時の日本にあっては国中を大騒動に巻き込むほどに衝撃的なものであった。谷崎はすでに昭和二十四年に文化勲章を受章していたが、まる代議士にいたってはその文化勲章を褫奪せよといったとかいわなかったとか、そういう話まで伝えられる有り様であった。これほどまでに広く大きな波紋を投げかけたという点で、小説『鍵』の登場は、文壇史上、まさに空前絶後の絶後の事件であったといわねばならない。
 フランス文学の研究家であり優れたエッセイストである河盛好蔵が、この頃のこととしてこんなエピソードを語っている。ある劇場で正宗白鳥とたまたま隣り合わせになったという。河盛は、当時の当然の話題として、あの『鍵』についてどのように思われますか、と白鳥に訪ねる。すると白鳥は、一言のもとに、ジャーナリズムを騒がせることはいいことだ、と答え、その本質を衝いた言葉に河盛は感銘を受けるのである。(「『Voice』とその時代」pp.142~143)
本好き人好き話好き

  1. 2006/05/28(日) 11:03:00|
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《購書》2006.05.25 廣文館福山ロッツ店

廣文館福山ロッツ店

●2006096,冠婚葬祭のひみつ,斎藤美奈子,,岩波書店,岩波新書,2006,¥777
 斎藤美奈子なので。
冠婚葬祭のひみつ


●2006097,岩波新書の歴史-付・総目録1938~2006-,鹿野政直,,岩波書店,岩波新書,2006,¥945
 面白そうだったので。
  1. 2006/05/27(土) 05:31:28|
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《購書》2006.05.21 ブックオフ福山野上店

ブックオフ福山野上店

●2006092,昭和の代議士,楠精一郎,,文藝春秋,文春新書,2005,¥250
 知的興味関心から。

●2006093,天皇家の掟-『皇室典範』を読む-,鈴木邦男・佐藤由樹,,祥伝社,祥伝社新書,2005,¥250
 天皇問題への興味から。
天皇家の掟


●2006094,宗教なんてこわくない-上手な付き合い方-(復刻新版),鈴木邦男(編著),,エスエル出版会,,1999,¥105
 鈴木邦男なので。安かったし。

●2006095,ジャズを読む事典,富澤えいち,,日本放送出版協会,生活人新書,2004,¥250
 ジャズ入門書があるとつい買ってしまう悪いクセ。
  1. 2006/05/26(金) 05:06:32|
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《購書》2006.05.21 古本市場曙店

古本市場曙店
5月17日に発売された『ハリー・ポッターと謎のプリンス』がもう店頭にありました。息子(小6)が欲しがっていたので、買おうかと思ったのですが、価格が¥3,300ぐらい(詳細は失念)だったので、どうしようかと思って店内を一回りしてくるともう売れていました。ちなみに買い取り価格は¥2,200だそうです。

ミスター・ヒト

●2006091,クマと闘ったヒト,中島らも&ミスター・ヒト,,メディアファクトリー,ダ・ヴィンチブックス,2000,¥525
 市民図書館で借りてよんだのですが、あまりにも面白かったので買ってしまいました。
  1. 2006/05/25(木) 05:06:46|
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《読書》谷沢永一『読書人の点燈』潮出版社

読書人の点燈


●〔36〕谷沢永一『読書人の点燈』潮出版社 1997
(2006.05.21読了)
 市民図書館で借りました。雑多なエッセイ集でした。前にも書きましたが、社会評論はどうでもいいです。本の話と学界の噂話及び学者の悪口は面白く読むことができました。

―話は変わりますが、阪神大震災で先生が古い本を大量に整理されて、日本の古本の相場が値くずれしたといううわさがあるんですが。
 実際そうなんですけどね。十四、五万冊さる本が全部床にたたきつけられまして、それを棚に戻して整理することは私の歳では不可能なんです。それで二トントラック三台ぶん出しました。阪神ではそんな人が多く、全国の古本業者が集まって開いた四月九日の大市では相場がドーンと下がったのです。(「批判は陰気にやらない」pp.70~71)
 阪神大震災の話は他にも出てきます。大変だったようです。

―関大の学長をおやめになった大西昭男先生も同人雑誌でご一緒だったとか。
 いま言った雑誌ではないですが。大西は関大の専門部、つまり夜学の国漢科にいました。そこを出て京大の国文科に入り、何人かの講義を聞いて「こんな辛気くさいのいやや」言うて英文科へ変わった男で、関大出身にして京大出身という、長い関大の歴史でただ一人しかない存在です。(中略)
 関大の教授陣はおおまかに言って関大出身と京大出身が半々で、どちらから学長が出ても片方がソッポ向くんです。ところが大西は両方の出身だから学長になっても不満が出ない。彼が最適だ、と考えた私は、彼を学長にする下ごしらえ十年間専念しました。そして選挙のときは全教授に電話をかけるんです。だから一発で当選、それから五期連続です。(「批判は陰気にやらない」pp.66~67)
 その大西昭男氏が巻末の「古武士」という文章で谷沢永一の人となりについて書いています。

 この本の白眉は「編集者と著者の密談」です。この中で谷沢は関大国文科の先輩教授であった飯田正一と同僚であった平野健二の悪口をこれでもか、これでもかと語りまくっています。それはそれで面白いのですが、ここまで書いていいのかなーという感じもします。批判された両名とも今は故人のようですが、反論はなかったのでしょうか。下手をすれば名誉毀損ものかも。なお、この話は『読書人の風紋』潮出版社(1996)からの続編ということなので、そちらも読みたくなりました。
  1. 2006/05/24(水) 05:34:45|
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《購書》 2006.05.20 宮脇書店福山多治米店

宮脇書店福山多治米店

◎魔夜峰央『パタリロ!』(79) 花とゆめCOMICS 2006 (¥410)
 ご存じ。
パタリロ!(79)

  1. 2006/05/23(火) 04:55:19|
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《購書》2006.05.14 ブックオフ福山野上店

ブックオフ福山野上店

●2006088,中庸、ときどきラディカル-新近代主義者宣言-,小谷野敦,,筑摩書房,,2002,¥800
 小谷野敦なので。

●2006089,総統の子ら,皆川博子,,集英社,,2003,¥950
 ナチス物なので。

●2006090,アメリカン・ヒーロー,松尾弌之,,講談社,現代新書,1993,¥105
 知的興味関心から。
アメリカン・ヒーロー

  1. 2006/05/22(月) 05:20:00|
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《読書》中島らも&ミスター・ヒト『クマと闘ったヒト』ダ・ヴィンチブックス(メディアファクトリー)

クマと闘ったヒト


●〔35〕中島らも&ミスター・ヒト『クマと闘ったヒト』ダ・ヴィンチブックス(メディアファクトリー)2000
(2006.05.13読了)
 市民図書館で借りました。『寝ずの番』の中の「逐電」を読んで興味を持ったので、この本も読みました。中島らもとミスター・ヒトの対談集です。
ミスター・ヒト
 183センチ・112キロ 1942年4月25日生まれ 大阪府大阪市天王寺区出身 得意技:ヘッドバット
 タイトル歴:カンサス地区世界タッグ、北米ヘビー(カルガリー版)、インターナショナル・タッグ(カルガリー版)
 1967年に大相撲の出羽の海部屋から日本プロレスに入門。相撲時代の四股名は浪速海で幕下17枚目まで進んだ。6月8日、八戸市体育館の林牛之助でデビュー。日本プロレスでは永源とのコンビで人気を博し、1973年に揃って初渡米。カンサスを中心に暴れまわる。永源とのコンビ解散後はフロリダ、カナダ、西ドイツなど世界各国を転戦。ドイツのハノーバー・トーナメントでも準優勝の成績を残している。1979年8月、フロリダ州でミスター・サクラダと組みフロリダタッグ王座を獲得。カナダ・カルガリーではデビット・シュルツを破り北米ヘビー級王座を獲得。以後、カルガリーに住み、スチュ・ハートのもとでブッカーとして活躍。カルガリーに定着してからはコーチとしても才能を発揮しダイナマイト・キッド、ブレッド・ハートなどのスター選手を育て上げた。日本へは全日本プロレス、国際プロレスに登場。新日本プロレスにもキム・クロケイドのマネージャーとして顔を見せている。1983年に引退。帰国後は大阪天王寺に戻り、姉の店「ゆき」を受けつぎ、お好み焼き屋を経営。SWS旗揚げ時にはレフリーとしてカムバック。大日本プロレスのリングにも立っている。本名は安達勝治。

(ダークロHP(http://kuro.pinoko.jp/pro/w771.htm)・ミック博士の昭和プロレス研究室(http://drmick.at.infoseek.co.jp/proresu/jap/mi.htm)より作成)

 ミスター・ヒトの話はいわゆる内幕暴露ですが、全くイヤミではなく、なるほどと納得させられるものがありました。全編に渡って、「へぇー」という話がポロポロでてきました。
ヒト (中略)まずいちばん強い人はジョージ・ゴーディエンコでしょう。
らも 渋いね。
ヒト これはプロレスラーでですよ、プロレスじゃない人ではゴーディエンコの兄貴がいちばん強い。
らも レスラー以上、すごい兄貴だね(笑)。
ヒト ゴーディエンコの次が黒人のルーター・レンジ。3番目が日本にも来たこともあるゴードン・ネルソン。4番目がステュ・ハートだね。5番目がダニー・ホッジで、その次のルー・テーズかカール・ゴッチ、どっちかです。(p.254)

 吉田豪が注をつけているのですが、これも爆笑物でした。
[マーク・ルーイン]
 37年生まれ。相手の首に絡み付くアナコンダ殺法(スリーパー)と、そのとき相手の背中に絡み付く(推測)胸毛の剛毛っぷりが見事だった毒蛇男。日本人女性と結婚したため、その里帰りも兼ねて全日新春シリーズの常連外国人となったという合理的な姿勢も、まさに毒蛇(意味不明)。(後略)(p.225)
[小川直也]
(前略)橋本真也をシュートで潰し、PRIDEでもG・グッドリッジを撃破したことで大ブレイク。「悪質な猪木イズムを注入されたジャンボ鶴田」とでもいうべき、長年ファンが待ち望んでいた怪物として生まれ変わった。(後略)(p.243)
[ダニー・ホッジ]
(前略)ジュニアヘビー級最強の鳥人と呼ばれただけあって、横に選手がいても全く気にせず移動の車の中で己のジュニアを取り出してオナニーを始めてキッチリ射精(シュート)してみせたりと、いちいち飛びのいい男だったようである。(後略)(p.264)

  1. 2006/05/21(日) 07:09:22|
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《読書》坪内祐三『古くさいぞ私は』晶文社

古くさいぞ私は


●〔34〕坪内祐三『古くさいぞ私は』晶文社 2000
(2006.05.13読了)
 市民図書館で借りました。「あとがき」に「私の注文は簡単だった。A五判の、晶文社ならではのヴァラエティ・ブックを作りたい、と、それだけ。」(p.309)とあります。
 その通り、内容も段組も雑多な話が詰め込まれていました。面白いのもそうでないのもありましたが、総じて面白く読むことができました。
 数年前から私はある女子短大で週一回教えている。国文科の学生相手にゼミ一つと講義一つとを受け持っている。
 テレビや雑誌を目にすると、最近の女子大生は馬鹿だ馬鹿だ、という。確かにテレビや雑誌には次々と馬鹿な女子大生たちが登場してくる。そして、今どきの女子大生は馬鹿だというのは、一種のクリシェ、紋きり句になっている(もう十年以上も前から)。
 私は、それが単なるクリシェであるのか、それとも最近の女子大生は本当に馬鹿なのか、その真実を知りたいと思い、その仕事を引き受けたのだ。
 そして知りました。最近の女子大生は、やはり、馬鹿です。そのほとんどが。(「『アルジャーノン』が、女子大生に愛される理由」p.271)

 ものごとをお手軽に考えるのは、いつの時代でも、若者の特権だが、ジャーナリズム専攻だけあって、その学科に学ぶのが編集者になれる近道だと思っている子が何人もいる。
 なかには直接、私に、編集者になりたいんですけど、と話しかけてくる子もいる。どんな本が好きなのと尋ねると「本とかって私読まないんです」と答える。じゃあ雑誌は、と重ねて尋ねると、「雑誌とかも私あまり読まない人なんです」。彼女は、はたして、どんな編集者になりたかったのだろう。(「当世女子短大生気質」p.269)

 そして、そういえばあの頃、つまり一九八〇年頃、すでに大人になっていたのに、私も、「カレー屋ケンちゃん」その他のケンちゃんシリーズを、けっこう楽しく見ていたことを、思い出した。もっとも私は、森茉莉のようにケンちゃんを毎週心待ちにしていたわけではないので、ケンちゃんシリーズがいつ終了したかも知らない。気がつくとケンちゃんは-洗濯屋ケンちゃんは別として-私の周りから姿を消していた。(「森茉莉も愛でたドラマの様式美」p.248)
「洗濯屋ケンちゃん」の件で思わずクスリとしてしまいました。
  1. 2006/05/20(土) 06:46:19|
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《購書》 2006.05.13 啓文社ポートプラザ店

啓文社ポートプラザ店
『本の雑誌』6月号

◎『本の雑誌』6月号(本の雑誌社) ¥530
 『本の雑誌』なので。

 『Lapita』6月号、今まで買ったことが無かったのですが、万年筆が付録についているということなので、スケベ根性を出して買おうと思ったのですが、5月6日発売で既に売り切れ。帰りに他の書店を2軒ほどまわってみたのですが、いずれも売り切れでした。
  1. 2006/05/19(金) 04:50:09|
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《読書》戸板康二『新々ちょっといい話』文藝春秋

新々ちょっといい話

●〔33〕戸板康二『新々ちょっといい話』文藝春秋 1984 (2006.05.06読了)
 市民図書館で借りました。シリーズ第3弾となると、さすがにちょっとパワーダウンしてきた感じです。まあ、おもしろい話もいろいろありましたが。
 本郷の西片町十番地といった所は、阿部伯爵の屋敷あとで、阿部氏は広島の二番目の城下町福山の藩主である。長勲公の弟が正桓といって、これも同藩最後の大名だった。
 この福山から、英文学者で希代のエッセイストだった福原麟太郎博士、作家の井伏鱒二氏が出ている。二人とも福々しい相で、福山は名前もいいが、風土もゆたかなのであろう。(p.214)
 特に面白い話というわけではありませんが、福山のことなので。
  1. 2006/05/18(木) 06:04:50|
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《読書》谷沢永一『執筆論-私はこうして本を書いてきた-』東洋経済新報社(その2)

執筆論

(承前)
 その後、『書物耽溺』、『論争必勝法』、『読書の悦楽』、『新・プルターク英雄伝』と読んでいったのですが、また鼻につきだしたので、しばらくお休み。
 そして、この本です。『執筆論』と題がついていますが、ハウ・ツーものでは無く、サブタイトルにある通り、自分が書いてきた本について、その経緯を回想した本です。やっぱり面白いんですね。ほとんど一気に読みました。

 谷沢永一は関西大学を卒業し、その後、助手、講師、助教授、教授をつとめた生粋の関西大学人(?)です。専門は日本近代文学ですが、学界では関西大学などはあまり相手にしてもらえなかったということで、ルサンチマンがあるようです。
 当時は我が国の各界にはさまざまな格式があり、今では想像もつかないであろうけれど、国文学の世界では雑誌にも雛壇があり、岩波の『文学』、東大の『国語と国文学』、京大の『国語国文』、以上が御三家の権威を保持していた。京大の博士課程に居た頃の十川信介は、自分はこの三誌以外には書かないんだ、と豪語していたくらいである。私などによっては御三家に近寄る術もなく仰ぎ見るだけであったと御承知ねがいたい。(pp.59~60)

 ところが、拾う神あれば捨てる神あり、とはよく言ったものである。載せていただいた私の高村光太郎論を、翌年に出た研究案内である『近代文学研究必携』(昭和三六年)では、東京文理大出身で私より一歳年下の平岡敏夫からあっさり黙殺された。一二〇数行に及ぶ高村光太郎研究史からきっぱり排除されている。『国語と国文学』に載ったのだから目に触れないわけもないので、つまりは学界処世の観点から、私など将来性のない雑兵と見下して歯牙にもかけなかったのであろう。(中略)それにしても、当時における晴れ舞台にはじめて出演してあっさり黙殺された屈辱は、この年齢になっても忘れることはできない。(p.61)

 末梢的ではあるけれども時代の雰囲気を示唆する一例を挙げておこう。『日本文学大系』一九(昭和三三年)に収録された枕草子に関する研究文献抄出の最後に次の一行が見出される。
  枕草子本文整理礼記  国文学(関西学院大)昭和二七、二~ 山脇毅
 雑誌『国文学』がその頃は私が編集する関西大学の発行である。厳密をもって鳴る岩波書店の校閲部は関西大学が関西学院大学の略称であると考え記述の丁寧正確を期したのであろう。無理もない。当時の学界や出版社にとって関西大学なんて、所も知らぬ名も知らぬ埋没のなかにあった。(p.78)

 というこうとで、東大系、京大系などの学者をあちこちでボコボコに叩いているのですが、実際、谷沢永一の学界での評価はどうなのでしょうか? 知りたいところです。

 あと、谷沢永一といえば開高健との交友が有名ですが、ウィキペディアには「(谷沢は)元日本共産党員として知られたが、現在は転向して天皇崇拝者と化している。ある時期からフジサンケイグループの論客の一人となっており、開高が見かねて「自重するように」と短文を認めたこともあるという。」とあります。
  1. 2006/05/17(水) 05:35:39|
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《読書》戸板康二『新 ちょっといい話』文藝春秋

●〔番外〕戸板康二『新 ちょっといい話』文藝春秋 1980
 『ちょっといい話』の続編です。
 落語ネタも多くありました。
 先代の鈴々舎馬風という落語家は、客にむかって、文句をつけながらしゃべるという変わった芸風であった。
「これから話す、みんな笑え」といった調子である。にらみが利いた。
 刑務所に行って、「満場の悪漢諸君」といったそうだ。そのあとがいい。
「まァみんな、仲よく暮らすんだな、お揃いを着ているんだから」(p.32)

 林家三平さんが高血圧で入院した時、一部の報道で、「三平師匠、芸にゆきづまって錯乱」というのがあった。
 なぜだろうと、一門の者がしらべたら、入院したのが、逓信病院だっただめであった。
「テイシン病院といったのが、セイシン病院になったんです。もっとも、そう思われても仕方のないところが、ホンのチョッピリ、ありましたがね」(p.33)

林家三平

 秋山安三郎さんがむかし「今の落語家では、文楽、志ん生、金馬、柳橋と指を折って来て、さて五人目がいない」という文章を書いた。
 すると、林家正蔵さんから手紙が来て、こう書いてあった。
「先生の小指はリュウマチですか」(p.185)

 田辺茂一さんに聞いた話。
 桂伸治さんが、新宿のキャバレーでの仕事を引き受けていたが、何かの都合で、予定が変更になった。
 マネージャーが、「キャンセルになりました」というと、「あいよ」とうなずいていたが、夜、新宿へ行って、キャンセルというキャバレーをさがしたというのである。(p.150)
 この桂伸治は十代目桂文治のことでしょう。
 その倉本さん(引用者注:倉本聰)が、TBSに在社していたころ、急に派遣されて、遭難事故のあった富士山に行ったことがある。
 いろいろな苦労があったが、とにかく現地から電話で状況を報告して、中継という役目を無事にはたし、ホッして帰って来た。
 翌日、局にゆくと、部長がちょっといらっしゃいというので、ついてゆくと、編成と報道の管理職が渋い顔ですわっていて、「録音をきいてみたまえ」といった。
 テープに現場からおくった声が流れて来た。自衛隊が出動したことを倉本さんは、こう叫んでいた。
「朝から、自衛隊のやつらが」(p.38)

「青春の蹉跌」という映画で、桃井かおりさんが台本を見ていると、「故郷に錦をかざる」と書いてある。
「錦」が読めないので、共演している萩原健一さんにきいた。「ワタだよ」と、ショーケンと呼ばれる俳優は即答した。
 そばにいた助監督があわてて、「ニシキですよ」と注意すると、ショーケンは眉も動かさずにいった。
「ああ、ニシキワタっていうもんな」(p.48)

 砂原美智子さんと、オペラの公演の前月に会った時、たいへん忙しいと歎いている。
「そんなに稽古が忙しいですか」と尋ねる、悲しそうにいった。
「なぜ、トスカが券を売って歩かなければならないのかしら」(p.139)

 フジテレビで、昔、女性サロンという番組があって、週に一回、演劇の時間に行って、誰かと対談した。
 ある時、ゲストが木下サーカスの社長であった。ぼくと一緒に毎回出ていた女性のアナウンサーが、話の途中で、急に質問した。
「いまでも、人さらいって、あるんですか」(p.241)

 大野伴睦という政治家が、文壇句会に出席した。折しも、大野氏の出身地、岐阜県の羽島に、新幹線の駅を作ることがきまった直後であった。
 句会に出ていた吉野信子さんが、大まじめで挨拶した。
「おめでとうございます。鉄道唱歌ができますよ。駅は消えても消えのこる、名は伴睦ののちまでも」(p.15)
 鉄道唱歌の2番にこうあります。「右は高輪泉岳寺 四十七士の墓どころ 雪は消えても消えのこる 名は千載の後までも」。東海道新幹線開業時に大野伴睦の意によって鈴鹿山脈を直線で超える予定のルートが北側の関ヶ原経由ルートに変更され、わざわざ田んぼの真ん中に岐阜羽島駅が建設された、とする説があります。
  1. 2006/05/16(火) 05:29:58|
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《読書》谷沢永一『執筆論-私はこうして本を書いてきた-』東洋経済新報社(その1)


●〔32〕谷沢永一『執筆論-私はこうして本を書いてきた-』東洋経済新報社 2006
(2006.05.06読了)
 谷沢永一の本は下記のようなものを読んできました。

・書斎のポ・ト・フ,開高健/谷沢永一/向井敏,,潮出版社,,1981
・知的サラリーマン・シリーズ⑪ 古典の読み方-いま役立つ知恵と生活力の源泉・この9冊-,谷沢永一,,祥文社,NON BOOK,1981
・読書人の壷中,谷沢永一,,冬樹社,,1990
・読書連弾,渡部昇一・谷沢永一,,大修館書店,,1979
・読書有朋,渡部昇一・谷沢永一,,大修館書店,,1981
・完本・紙つぶて,谷沢永一,,文藝春秋,,1978
・紙つぶて二箇目,谷沢永一,,文藝春秋,,1981
・読書巷談 縦横無尽,谷沢永一/向井敏,,日本経済新聞社,,1980
・本はこうして選ぶ買う,谷沢永一,,東洋経済新報社,,2004
・本は私にすべてのことを教えてくれた,谷沢永一,,PHP研究所,,2004
・雑書放蕩記,谷沢永一,,新潮社,,1996
・書物耽溺,谷沢永一,,講談社,,2002
・論争必勝法,谷沢永一,,PHP研究所,,2002
・読書の悦楽,谷沢永一,,PHP研究所,PHP文庫,1998
・新・プルターク英雄伝-決断の時の「知」と「策」-,プルターク(著)谷沢永一(編),,祥伝社,祥伝社ノン・ポシェット,1997


 『書斎のポ・ト・フ』を読んだのが1982年で、結構ハマッてしまいました。その後、断続的に谷沢の著作を読んでいきました。しかし、だんだんと鼻につくようになってきました。書物に関する話は面白いのですが、社会評論についてはその保守反動ぶりに辟易してきました。1984年に『読書巷談 縦横無尽』を読んだのを最後に、しばらく谷沢永一から遠ざかっていました。
 2004年1月に『本はこうして選ぶ買う』『本は私にすべてのことを教えてくれた』の2冊がほぼ同時に刊行され、書店でこの2冊が並んでいるのを見て、思わず買ってしまいました。
 久しぶりの谷沢永一は面白く、2冊ともあっという間に読んでしまいました。『本は私にすべてのことを教えてくれた』は後半生の読書自伝ですが、その前半部分があるということを知り、入手しました。『雑書放蕩記』です。驚いたのは、谷沢永一は学生時代は日本共産党員として左翼運動に邁進していたということです。しかし、谷沢は突然、運動から身を引いてしまいます。
昭和二十三年も暮れなんとする頃、水黽のように毎日かけずりまわる学生運動家のどたばた騒ぎが嫌になった。殊勝に反省して自己批判の心境になったという程ではなく、万事が急に億劫となり身を動かす元気がなくなったのである。遥かのちになって遅蒔ながら漸く自覚したのだが、どうやら私はかなりの鬱症体質に生まれついているらしい。(中略)こうなったら学生文藝部連盟なんかどうでもいい。幸い、あとを任せるのに都合のよい男がいるではないか。
 私が文連を押しつけたのは西尾忠久(筆名・津田雅夫)である。(中略)
 上二(うえに)つまり党本部の空気には飽き飽きしているから絶縁(おさらば)である。しかし朽木清の家に集まる藤木昭たちとの親交は延びやかに続ける。運動家時代はほぼ隔週に関大へ赴き、正門の手前に一軒だけ営業している今で言う御食事処の丸見屋の、窓際に畳の間があるのを多として其処に陣取り、いろいろ指令を発するのを常としていたが、細胞主管の座を譲って慌しく引退したから、もう千里山へ出掛ける必要はない。年が改まって昭和二十四年初頭、それから今に続く引き籠もりの書斎生活が始まった。(『雑書放蕩記』pp.166~168)

 『学生文芸』を第二号まで出したところで、私は突如として甚だしく落ちこみ、頭の電源が切れたように読み書きもできず何事をするのも嫌になった。当時は一般にそういう異常な失格の気分を訴えて診察を受けようという気働きのない風潮であったから、症状の意味するところまったく不明のまま遣り過したので、根拠もなく当節に通用の病名を借りて一応は鬱症としておくが、これ以後は今までに何回も何回も繰り返して原因もわからぬこの症状が私を襲うようになる。(中略)とにかく一刻も早く万事を投げ捨てたい発作に駆られて、大阪学生文芸部連盟の運営のすべてを、一歳年齢下で関大経済学部在学の西尾忠久に押しつけ、昭和二四年の四月頃であったか、私は一切のばたばた運動から身を引き書斎人間になった。(『執筆論』pp.38~39)

 上記のように、鬱症のためにあっさりと身を引いたように書いてありますが、当時の革命運動の状況から、きっと軋轢も悶着もあったことと思います。真相を知りたいものです。

※画像は『雑書放蕩記』
雑書放蕩記


〈To be continued.〉
  1. 2006/05/15(月) 05:17:38|
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《落語》2006.05.12 小朝 福山寄席

◎小朝 福山寄席~春風亭小朝と愉快な仲間たち~
春風亭小朝

■会場:リーデンローズ大ホール
■出演:
 ・林家 ひろ木 「動物園」
 ・春風亭 小朝 「こうもり」
         「涙をこらえてカラオケを」
 ・林家 きくお 南京玉すだれ
 ・林家 ひろ木 津軽三味線
 ・翁家 勝丸  太神楽
 ・大喜利

 中国新聞備後印刷5周年感謝イベントということで無料でした。
 メインの小朝は落語を二題。「こうもり」は新作。佳品でした。
 「涙をこらえてカラオケを」も新作ですが、帰ってからネットで調べてみると桂三枝の作品でした。小朝の出番になると見台が出てきたので、おかしいなと思っていたら、その中からマイクを取り出して、実際にカラオケを歌いだしました。面白い作品でした。
 最後の大喜利は、やや空回り。落語家のひろ木やきくおより勝丸の方がいい答をしてました。
 全部で2時間弱、十分に楽しませてもらいましたが、欲を言えばもっと落語をじっくり聞かせて欲しかったです。まあ、タダですから文句は言えませんが。新聞社のイベント企画ということでバラエティー性を重視したということでしょう。
 しかし、小朝は上手いですねー。トークにしろ、落語にしろ、流麗極まりなく、それでいて少しも嫌味ではありません。もっと小朝の落語を聴きたいと思いました。
  1. 2006/05/14(日) 05:45:58|
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《読書》戸板康二『ちょっといい話』文藝春秋

ちょっといい話

●〔番外〕戸板康二『ちょっといい話』文藝春秋 1978
 母の実家にあった本です。初めて読んだのが1982年です。それ以後、何度か読み返してきました。今回、『寝ずの番』の「そそが見たい」の出典を探すために、改めて読みましたが、相変わらず面白く読むことができました。ネタがいい上に料理の腕(文章)がいいからでしょう。
 面白い話をいくつか。
 侍従長の入江相政さんが、タクシーを拾って、「坂下門から皇居のほうに入ってください」といったら、運転手がニコニコして、「旦那、だいぶご機嫌ですね」といったそうだ。(p.69)

 玉川一郎さんが、石黒敬七さんに、
「先生は柔道八段だそうですが、四段や五段なんか、ブンブン投げておしまいになるんでしょう」と訊いた。
 旦那の答。
「キミ、陸軍大将が鉄砲打ったら、いちばん、うまいと思いますか」(p.78)

 フランキー堺さんがだいぶ前に書いている話だから、公表を許してもらうことにしよう。
 新珠三千代さんが、京都にロケで行っていた時、目にものもらいができた。
 それが治るまでは、撮影が進行しないので、迷惑をかける。新珠さんは気をつかうたちだから、自分のためにみんなが待っているのを気にして、旅館の女中さんに「いい目医者がいないかしら」と相談した。
 すると、「いい医者が嵯峨にあります。大田といって、嵐山電車の駅からタクシーで十分ほどのところです。火箸でジーッと焼く荒療治ですけど、すぐ治ります」という。
 そこで、新珠さんは助監督と一緒に、嵯峨に行った。いわれた通り、一度駅の前まで行き、車を走らせたが、乗って三分ぐらいのところに、大田という大きな看板の出ている病院があった。
「タクシーで十分じゃなくて、徒歩で十分だったのだわ」と思って、その前で車から降りた。
 じつは、大田という病院が、親戚同士で、いま新珠さんのはいって行こうとしたのは、眼科のほうではなく、精神科のほうだったのである。
 それとは知らず、新珠さんは、若い助監督と一緒に、玄関をはいってゆく。
 院長が看護婦と出て来て、「さアこちらへ」と、親切に案内する。新珠さんは、「宿からきっと電話を入れてくれたのだろう」と思いながら、診察室にはいった。
「さア、ここにおかけなさい」といわれたので、「新珠三千代でございます」と挨拶して腰かけた。
 院長が新珠さんを見ず、助監督のほうを見て、「このひと、いつから、そう思いこんでるんですか」(pp.177~178)

 ロイド・ジョージが、クレメント・アトリーに、ウィンストン・チャーチルを評した言葉というのを、つい先日教わった。三人とも英国の宰相の地位についた人だから、贅沢な挿話だ。
「チャーチルは、一つの事について、解決策をいつでも六つは持っている。そのうちの二つは正しいのだが、惜しいことに、どれが正しいのか、自分でわからいのだ」(p.241)


 この本が出版されたのが約30年前。今となっては登場人物になじみがなくなったり、あるいはどこが面白いのかわからない話も多数出てきています。
 ヤボを承知で注釈をつけると、
 その徳川さん(引用者注:徳川夢声)がなくなった時、サトウ・ハチローさん、七尾怜子さんたちが追悼座談会をNHKテレビで録画して、ぼくが司会者だった。
 初期の「話の泉」で「さしつさされつ」という題が出た時、「蜂のけんか」といった話とか、何かの標語の審査会にゆく日に玄関で靴を穿きながら、「父は標語におもむかん」といった話などが出て、スタジオに笑い声がしきりに起こる。
 紙がまわって来た。「すこししめやかに」(p.43)
 楠正成・正行の別れを歌った、唱歌「青葉茂れる桜井の」の中に「父は兵庫に赴かん」という歌詞があります。
 朝倉摂さんは以前日本共産党員であったが、事情があって脱党した。
 朝倉さんの住んでいる町の名前が改正になった時、困ったような顔で、
「いやだわ、元代々木だなんて」(p.90)
 「現在の日本の政界や政治学では、「代々木」という言葉が代々木駅の近くに党本部(中央委員会)ビルを持つ日本共産党を指す事がしばしばある。特に学生運動における各分派(セクト)の性格を解説する際に、共産党と近い関係の日本民主青年同盟(民青)などを「代々木系」、共産党と対立する新左翼系のセクトを「反代々木系」と称する。」(ウィキペディア(Wikipedia)より)
 これも矢野誠一さんから聞いた話。
 古今亭志ん朝さんが、新幹線に乗っていた。「古今亭志ん朝さん、お電話がかかっています。九号車までお出で下さい」
 立って通路を歩いて行くと、みんながジロジロ見る。
 アナウンスの係に、「志ん朝はやめてくれ」とたのんだ。すると次の電話の時に、
「東京都の美濃部さん、お電話です」
志ん朝の本名は、美濃部強次という。(pp.264~265)
 当時、東京都知事は美濃部亮吉でした。
  1. 2006/05/13(土) 05:43:54|
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《購書》2006.05.07 ブックオフ福山野上店

ブックオフ福山野上店

●2006086,授業の復権,森口朗,,新潮社,新潮新書,2004,¥250
 知的興味関心から。

●2006087,パソコン徹底指南,林望,,文藝春秋,文春新書,2001,¥250
 リンボウ先生なので。本来は¥105で買うべき本か。

◎青山剛昌『名探偵コナン10+スーパーダイジェストブック-サンデー公式ガイド-』(少年サンデーコミックス) 2003 ¥105
 娘(小1)が欲しがったので。
名探偵コナン10+スーパーダイジェストブック

  1. 2006/05/12(金) 05:21:16|
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《購書》 2006.05.07 古本市場曙店

古本市場曙店

●2006081,銀座八丁目探偵社-本好きにささげるこだわり調査録-,北尾トロ,,メディアファクトリー,ダ・ヴィンチブックス,2000,¥525
 北尾トロなので。

●2006082,ただいまこの本品切れです,鈴木廉也,,ミオシン出版,,1998,¥105
 本に関する本なので。

●2006083,裏・自動車世界遺産。-タケヤリシャコタンからキティちゃんミラまで-,清水草一,,ネコ・パブリッシング,,2004,¥525
 自動車に特に興味があるわけではありませんが、前に同じ著者の『イタリア車火焔地獄』三推社(1998)を読んで面白かったので。

●2006084,フランス笑話集,奥平尭(編),奥平尭,,社会思想社,現代教養文庫,1981¥105
 面白いかと思って。

●2006085,不幸論,中島義道,,PHP研究所,PHP新書,2002,¥105
 中島義道なので。

◎和田慎二『怪盗アマリリス』(2)白泉社(花とゆめコミックス) 1991 ¥168
 『怪盗アマリリス』は全巻を持っています。娘たちがそれを引っ張り出して読んでいるのですが、2巻だけがどうしても見つかりません。それで、娘たちの圧力に負けて買ってしまいました(^_^;)。
※画像は朝日ソノラマ版。

怪盗アマリリス

  1. 2006/05/11(木) 06:02:46|
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《読書》安藤健二『封印作品の謎』太田出版

封印作品の謎


●〔31〕安藤健二『封印作品の謎』太田出版 2004
(2006.05.05読了)
 この本では、以下の5つの封印作品が紹介されています。

  1.『ウルトラセブン』第12話「遊星より愛をこめて」
  2.『怪奇大作戦』第24話「狂鬼人間」
  3.映画『ノストラダムスの大予言』
  4.『ブラック・ジャック』第41話「植物人間」、第58話「快楽の座」
  5.“0157予防ゲーム”

 「ウルトラセブン」の「遊星より愛をこめて」は結構有名ですね。「ブラックジャック」のロボトミーの件もおぼろげながら、新聞で見た記憶があります。その他の作品については知りませんでした。
 著者は元新聞記者というだけあって、当時の新聞記事や当事者へのインタビューなど、かなり綿密な取材がなされていました。“封印作品の謎”に迫る過程は、ミステリーみたいで、ちょっとドキドキする場面もありました。
 なぜ封印されたかは、いろいろな要素があって一概には言えないようです。また、現在はWinnyなどを通じて映像を入手できたり、また海外版では封印されておらず、それを入手することも可能みたいです。私自身、そこまでして見たいとは思いませんが。
 プロレス界ではアンドレ・ザ・ジャイアントvs前田日明戦(1986年4月29日 津市体育館)が封印作品として有名でしたが、ウィキペディアによると「最近ようやく封印が解かれた」そうです。
 この本には続編もあるので読んでみたいです。

※「ウルトラセブン」第12話「遊星より愛をこめて」関連サイト
 ・-712-
 ・江古田駅前公民館
  1. 2006/05/10(水) 05:34:32|
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《購書》 2006.05.05 バッハ書店神辺

バッハ書店神辺

◎『別冊宝島1300 日本を動かす巨大組織のウラ側-タブーに包まれた秘密集団-』宝島社(2006年4月) ¥1,050
 日本を動かす巨大組織のウラ側が知りたかったので。
日本を動かす巨大組織のウラ側

  1. 2006/05/09(火) 05:18:18|
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《読書》長井好弘『新宿末広亭-春夏秋冬「定点観測」-』アスペクト


●〔30〕長井好弘『新宿末広亭-春夏秋冬「定点観測」-』アスペクト 2000
(2006.05.02読了)
 枕上の書としました。著者は読売新聞編集局文化部次長。この本は「新宿末広亭に一年間通いつめ、全芝居(七十三番組)を記録」(p.9)しようとした著者の試みを綴った本です。
 御存知のように寄席の番組は10日交代でそれぞれ昼の部、夜の部があります。だからひと月6番組。1月上席のみ一部・二部・三部なので、年間で73番組になります。
 この試みは著者が急病で入院したため、友人X氏が代演した部分がありますが、結果的に全番組記録には成功しています。著者の文章に芸があるせいか、結構飽きずに読み通すことができました。演者に対する厳しい指摘もありますが、それは愛情故にのことでしょう。
 前にも書きましたが、私はまだ寄席へ行ったことがありません。寄席への思いがますます募りました。
 なお、もともとは「今朝の浅草・江戸ネット」で連載されたものです。現在もそのサイト上で読むことができます。また、番外編として「闘病日記」もあります(これは本書には載っていません)。
新宿末広亭

  1. 2006/05/08(月) 06:39:11|
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《読書》佐々木俊尚『グーグル Google-既存のビジネスを破壊する-』文春新書

グーグル・ロゴ


●〔29〕佐々木俊尚『グーグル Google-既存のビジネスを破壊する-』文春新書 2006
(2006.05.02読了)
 『ウェブ進化論』を読んで、グーグルに興味を持ち、この本を読みました。『ウェブ進化論』と重なる部分もありましたが、大変面白く読むことができました。
 B&Bパーキングや三和メッキ工業株式会社の事例を使ってうまく興味を持たせるところなどは、著者の新聞記者としての経験が生きていると思いました。
 しかし、これだけグーグルが巨大になってくると、別な危険性があらわれてきます。それは「第6章 ネット社会に出現した「巨大な権力」」で扱われている、「グーグル八分」の問題です。「グーグルから排除されれば、インターネット社会の中で存在したいことと同一になってしまうからだ。」(pp.216~217)とあるよう、もしグーグルが特定の情報を意図的に検索結果から排除してしまえば、その情報はインターネット上から抹殺されてしまうことにつながってしまいます。その情報操作が、特定の権力と結びついたらどんな結果になるのか……。本書でも「悪徳商法マニアックス」や「中国政府の検閲容認」の事例が取り上げられています。
 この問題にはこれからも注目していく必要がありそうです。

※佐々木俊尚「グーグル「革命」は正夢か悪夢か」(『本の話』2006年5月号)


 この本についてはネット上でかなり取り上げられています。下記は一例です。

※『ウェブ進化論』の梅田望夫さんのブログ「My Life Between Silicon Valley and Japan」より「「グーグルをどう語るか」を巡って」

  1. 2006/05/07(日) 07:39:59|
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《購書》 2006.05.04 啓文社ポートプラザ店

啓文社ポートプラザ店

●2006080,執筆論-私はこうして本を書いてきた-,谷沢永一,,東洋経済新報社,,2006,¥1,680
 谷沢永一なので。

◎『彷書月刊』2006年5月号(彷徨舎) ¥630
 特集は「岡崎武志古本劇場」。
『彷書月刊』2006年5月号

◎『ヤフーインターネットガイド』6月号 ¥790
 情報収集のため。
  1. 2006/05/06(土) 06:39:20|
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《購書》 2006.04.29 連合広島福山地域メーデー古本市

連合広島福山地域メーデー古本市
めぼしいものはほとんど無かったのですが、ブログネタにするため無理やり2冊買いました。

●2006078,島抜け,吉村昭,,新潮社,新潮文庫,2002,¥50
 面白いかと思って。
島抜け


●2006079,かくカク遊ブ、書く遊ぶ,大沢在昌,,小学館,小学館文庫,1998,¥2002
 『新宿鮫』なので。
  1. 2006/05/05(金) 10:49:46|
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《雑記》福山の古本屋に関する覚書(その9)

○古本コミコミ堂
 野上町にあった古本屋です。福山には珍しい(というか私が知る限りここだけ)マンガ専門の古本屋でした。初めて行ったのは1993年11月19日です。最後に行ったのは2000年9月18日です。いつの間にか閉店していました。近くにある福山工業高校の生徒がよく立ち読みをしていました。
 この店では『沈黙の艦隊』他のマンガを売ったことがあります。私の数少ない売書経験の一つです。
 コミコミ堂は入船町に古本コミック100という支店も出していました。ここはマンガだけでなく、一般書籍も扱っていましたが、全品100円均一という、ちょっと変わった店でした。この店には1994年12月14日に訪れた記録があります。もちろん、現在はありません。


※古本コミコミ堂があった辺り


※古本コミック100があった辺り


沈黙の艦隊

  1. 2006/05/04(木) 05:53:51|
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《読書》笠井登志男『何でも見つかる検索の極意』技術評論社


●〔28〕笠井登志男『何でも見つかる検索の極意』技術評論社 2006
(2006.04.29読了)
 市民図書館で借りました。著者はNHK-BSの番組「ITキング決定戦」で優勝した経歴を持つということで、期待していたのですが、検索の手法について、新しく画期的な情報を得ることはありませんでした。ただ、Internet Archiveを知ることができたのは収穫でした。入門書としてはよくまとまっていると思います。
何でも見つかる検索の極意

  1. 2006/05/03(水) 05:47:35|
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《購書》 2006.04.26 ブックオフ福山蔵王店

ブックオフ福山蔵王店

●2006077,封印作品の謎,安藤健二,,太田出版,,2004,¥800
 面白いかと思って。

◎『季刊・本とコンピュータ』第2期8(2003夏号) トランスアート ¥300
 『本とコンピュータ』なので。
『季刊・本とコンピュータ』第2期8(2003夏号)


◎日本の歴史人物事典,小井土繁【漫画】,,小学館,小学館版学習まんが,1993,¥650
 息子(小6)に読ませようかと思って。
  1. 2006/05/02(火) 06:08:32|
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