知ってる音楽なんてつまらない。知らないから聴き、大当たりした時の感動がたまらないのだ! 天才ヤスケンのパワフルな音楽生活。『ステレオ』連載の単行本化。
これらのCDを聴きまくってヨガっていたら、この日、NHK「ラジオ深夜使」の生出演のあったことをすっかり失念、午後九時過ぎ、家人に言われ、「ハッ」と思い出し、慌ててタクシーに飛び乗り、かろうじて間に合う。三か月に一度の出演ゆえ、覚えている筈もなく、担当ディレクターが当然、前日電話なりFAXをして注意を喚起すべきだが、それをしない。ガキではなく、五〇過ぎと思しきディレクターがこのレヴェルなのだから、若い担当者の教育などできるわけもないのだ。こうしたこと一つを取っても、日本崩壊の日は近いと確信する。(p.162)
商品知識は皆無の癖に「尊大」な売り子が多過ぎる。これは一体どういうことなのか。むろん、その時の店員も、「有難うございました」の一言もなかった。なぜ、このような馬鹿現象が出来したのか。一つは「東京」といっても東京人はわずかに数パーセント、あとはすべてカッペだからだ。カッペとは挨拶を知らず、怒りも知らぬ輩のことを指す。もう一つの理由は、客の大半が「社畜」、これも大きい。「社畜」の第一条件は絶対に「怒らぬ」「逆らわぬ」ことだからである。日本は「カッペ」と「社畜」で成り立っているため、気違い北朝鮮ごときが日本にミサイルをぶち込んでも国民は誰一人怒らず、自衛隊、政府ともに「まことに遺憾、ただいま調査中」でしかなかった。諸君は、「衆議院はただちに解散せよ!」と叫び、怒っている隣人を見たことかおるか。マスコミは権力側の回し者ゆえ、このことについても当然アジらない。(p.200)
投票したい候補者がいないため東京都知事選は棄権。民度の低い衆愚は、裕次郎の兄というだけの理由で入れるだろうとの予想通り、クズ慎太郎が選ばれた。長島茂雄が立候補すれば、間違いなく彼が都知事に選ばれるだろう。大阪ではゴミ漫才師が再選、対抗馬が共産党だけとは、いわば無投票と同じではないか。いずれにしても、壊滅間近、五流の後進国日本らしい衆愚による衆愚のための衆愚選挙だ。民主主義とは、国民が馬鹿では単なる衆愚主義に陥り、国は滅びるのだ。滅びてもいいとはいえだ。(p.286)
この店(引用者註:ディスク・ユニオン)で、やけに心に染みるCDがかかっていたので「誰の演奏ですか」と訊くと、ハイティンク/シフのベートーヴェン『ピアノ協奏曲全集』だと言う。CD三枚組で五三五〇円とは高くないが、他の店ならもっと安いのではと、イジケ心が働き思いとどまるが、どうしても、いま店内で鳴っている第二番が聴きたくなり、ツィマーマンを買う。退院後、銀座のHMVを覗くと、シフは五六五〇円たった。結局、渋谷タワー・レコードで四九九〇円で買う。(p.45)
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Author:azev
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