Im Anfang war das Buch-購書&購盤日記-

本やCDを買う日々の記録です。完全版はこちら → http://blog.goo.ne.jp/azev

《読書》吉本敏洋『グーグル八分とは何か』九天社(その1)

悪徳商法マニアックス


●〔13〕吉本敏洋『グーグル八分とは何か』九天社 2007
(2007.02.18読了)〈2007041〉

○内容紹介
グーグル八分(グーグルはちぶ、Google八分)とは、インターネットの検索エンジンであるGoogle(グーグル)で本来なら上位に表示されるはずのウェブサイトが、検閲などにより検索の対象から外れるよう操作され、検索の結果に表示されない状態をいう。村八分になぞらえて呼ぶ言葉である。悪マニのBeyond(吉本敏洋)氏がグーグル八分の本質に迫る。
グーグル八分(Google八分)とは、公正中立と思われているGoogleの検索結果から、特定のホームページが意図的に削除されていることをいいます。削除は、企業や政治家などの「社会権力」からの要請に従い、Googleが一方的に行うものです。ネットによって、市民が自由に表現を行える場が出来たと考えられていますが、権力を持つ側にとって都合の悪い事実は、検索によって見つからないよう、密かに隠蔽されています。この本は、その事実を書いた日本初の書籍です。

 私がグーグル八分を始めて知ったのは佐々木俊尚『グーグル Google-既存のビジネスを破壊する-』文春新書(2006)の中でした。その後、あちこちでこの名前を聞くようになりました。

 著者はグーグル八分の栄えある第1号(?)「悪徳商法?マニアックス」の管理人です。
 「第2章 グロービートジャパンに関するグーグル八分」で、なぜ「悪徳商法?マニアックス」がグーグル八分になったかが詳しく述べられています。

 「第3章 様々なグーグル八分」では、文字通り様々なグーグル八分について述べられています。こんなにグーグル八分になっているサイトがあるとは知りませんでした。
 グーグル八分されている場合は、ページの下部に

 Google 宛に送られた法律に関するリクエストに応じて、検索結果のうち XX件を削除しました。必要に応じて、ChillingEffects.org で削除が発生したことに至った苦情を確認できます。

 という表示が出るそうです。

 「第4章 グーグル八分と表現の自由」では弁護士や日本図書館協会へのインタビューが載せられています。
 グーグル八分と直接関係ありませんが、面白かったところを。
――「図書館の自由に関する宣言」にも例外規定がありますよね。
西河内(引用者註:社団法人日本図書館協会「図書館の自由委員会」副委員長西河内靖泰氏) はい。図書館では、原則として全ての資料を自由に利用できるようにすべきだと考えています。しかし、「人権またはプライバシーを著しく侵害する資料」については制限を加えています。
 「図書館の自由に関する宣言」では具体的に明記していませんが、想定しているのは『部落地名総鑑』なんです。「図書館の自由に関する宣言」を作った当時、具体的に書くと差し障りがあったため、抽象的に書いていますが、制限の対象となる資料は『部落地名総鑑』だけです。一部の古地図や行政資料なども『部落地名総鑑』と照らし合わせると具体的にわかってしまいますから、それが含まれることもあります。歴史的経緯を知らず拡大解釈している図書館もありますが、暗黙の了解でこれはもう限定されています。(p.209)

――そもそも私が協会に興味を待ったのは、山口県の専門学校生殺害事件に関して、図書館が新閲の閲覧制限を行っていたからです。また、週刊誌が名誉毀損で負けたから、該当する記事を見られないようにするといった対応も閲いたことがあります。
西河内 閲覧制限をしている図書館にもいい分はあるでしょうが、我々はすべきではないという見解をずっと出しています。
――それはどうして、すべきではないということなのでしょうか?
西河内 公けに出版されたものだからです。出版された時点で出版社からは既に手が離れています。裁判所のほうでも、基本的に図書館に制限しろとはいいません。要は、影響力が小さいということでしょうね。ネットと違って、一瞬のうちに広がるわけではありませんし、そこに借りにいくという手間もあります。影響は極めて限定的です。
 山口の件では、山口県内で制限しているところが一つもないのがおもしろいですね。制限しているところには共通点があって、大かた部落解放同盟(以下、解放同盟と表記)が強い地域です。解放同盟の差別糾弾などの過去があって、それに対する過剰反応なのでしょう。過去のトラウマがあって、人権がどうのという話になったとたんに思考停止してしまう。その結果、逆にみんなから批判を浴びることになってしまいます。また、図書館だけで判断すれば、当然、図書館の自由があるから「隠すのはダメ」となるけど、教育委員会とか役所が絡むと自由なんて吹っ飛んでしまいます。(pp.213~214)

〈To be continued.〉


スポンサーサイト
  1. 2007/02/28(水) 05:51:59|
  2. 読書
  3. | トラックバック:1
  4. | コメント:0

《購書》 2007.02.18 啓文社ポートプラザ店

啓文社ポートプラザ店
次世代ウェブ

●2007045,次世代ウェブ-グーグルの次のモデル-,佐々木俊尚,,光文社,光文社新書,2007,¥798
 佐々木俊尚なので。
  1. 2007/02/27(火) 05:09:37|
  2. 購書
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

《購盤》 2007.02.17 ブックオフ福山野上店

ブックオフ福山野上店
クラシックCDの大量買取があったようです。

◎モーツァルト:交響曲全集
 モーツァルト:交響曲全集
  カール・ベーム/ベルリン・フィル
グラモフォン F00G 20011/14 12枚組 ¥3,900

 定評のある名盤なので。

◎konzerte und serenaden/karl bohm
〈CD1〉
 クラリネット協奏曲イ長調
  cl:アルフレート・プリンツ
 オーボエ協奏曲ハ長調 K.314(285d)
  ob:ゲルハルト・トゥレチェック
 ファゴット協奏曲変ロ長調 K.191(K.186e)
  fg:ディートマール・ツェーマン
  カール・ベーム/ウィーン・フィル
〈CD2〉
 フルート協奏曲第1番ト長調
  fl:ベルナー・トリップ
 フルートとハープのための協奏曲 ハ長調 K.299
  fl:ヴォルフガング・シュルツ
  Hp:ニカノール・サバレタ
  カール・ベーム/ウィーン・フィル
〈CD3〉
 ホルン協奏曲第1番ニ長調K.412(386b)
 ホルン協奏曲第2番変ホ長調K.417
 ホルン協奏曲第3番変ホ長調K.447
 ホルン協奏曲第4番変ホ長調K.495
  hr:ギュンター・ヘーグナー
  カール・ベーム/ウィーン・フィル
〈CD4〉
 ピアノ協奏曲第27番変ロ長調 K.595
 2台のピアノのための協奏曲変ホ長調 K.365(316a)*
  pf:エミール・ギレリス
  pf:エレーナ・ギレリス*
  カール・ベーム/ウィーン・フィル
〈CD5〉
 セレナード第13番ト長調K.525「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」
  カール・ベーム/ウィーン・フィル
 セレナード第9番ニ長調K.320「ポストホルン」
  カール・ベーム/ベルリン・フィル
〈CD6〉
 セレナード第7番ニ長調K.250「ハフナー」
  カール・ベーム/ベルリン・フィル
〈CD7〉
 セレナード第6番ニ長調K.239「セレナータ・ノットゥルナ」
  カール・ベーム/ベルリン・フィル
 ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲変ホ長調K.364
  vn:トーマス・ブランディス vla:ジュスト・カッポーネ
  カール・ベーム/ベルリン・フィル
グラモフォン 469 0312-2 7枚組 ¥2,600

 ベームのモーツァルトなので。

バーンスタイン/ショスタコーヴィチ

◎バーンスタイン/ショスタコーヴィチ
 交響曲第1番
 交響曲第7番「レニングラード」
  レナード・バーンスタイン/シカゴso
グラモフォン F00G 20455/6 2枚組 ¥950

 バーンスタインなので。

ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集(ゼルキン)

◎ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集
 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集
  pf:ルドルフ・ゼルキン
  小澤征爾/ボストンso
テラーク CD-80061 3枚組 ¥950

 安かったので。
  1. 2007/02/26(月) 05:50:05|
  2. 購盤
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

《購書》 2007.02.17 ブックオフ福山野上店

ブックオフ福山野上店
名探偵コナン(19)

◎名探偵コナン(19),青山剛昌,,小学館,少年サンデーコミックス,1998,¥105
 娘(小1)が欲しがったので。
  1. 2007/02/25(日) 07:50:58|
  2. 購書
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

《読書》小谷野敦「なんとなく、リベラル」(『文學界』2007年2月号)



●〔番外〕小谷野敦「なんとなく、リベラル」(『文學界』2007年2月号) (2007.02.18読了)

 小谷野敦の創作第2弾。市民図書館で借りて読みました。
 主人公は岡村朋。T大の英文科から大学院へ進学。留学の後、助手を経て、私立大学の専任講師になります。在日韓国人で同じ研究者(美学専攻)の呉泰俊と結婚します。
 題名は、田中康夫の『なんとなく、クリスタル』のもじり(もちろん注もついてます)、内容的には筒井康隆の『文学部唯野教授』を連想させます。

 モデルが気になります。

小森陽一「小森陽一は日本文学科の教授で、この大学出身ではないのに迎え入れられた。熱心な左翼で、朋もその授業に出てことがある。」として登場します。しかし、注には「ただしこの小説の小森陽一は文学部日本文学科の教授なので、同名異人である。」とあります。

神保大学…岡村朋が専任講師として勤める大学。神保町にあるのは専修大学ですが、六大学のひとつらしいので近くにある明治大学のことでしょうか。
 彼女が専任講師として赴任することになった時、英文科主任の高垣教授はこう言います。
「就職したら、相手のことがよく分からないうちは、学問の話は決してしないこと。……ここの大学で先輩や教授相手に話していたような調子でやっちゃ、だめだよ。神保大学生え抜きの先生もいるし、中には君が唖然とするくらい勉強していない人もいる。もし君の言ったことに相手がついてこられないと、恥を掻かされた相手は君を憎むようになる。だから、まあ相手のことがよく分からない内は用心するんだね。」(p.197)
 他にも「私大の学生の学力のなさには参ったが」という表現も出てきます。小谷野敦は私大など相手にしないということでしょうか。

阪大教授で儒学研究の舵信行「従軍慰安婦について、「男は植物と同じように、死ぬ前に花粉を撒き散らすのです」と放言していた」と出てきます。加地伸行のことです。

宇都宮共和大学…朋の夫の呉泰俊が最初に赴任した大学です。当然架空の大学だと思っていましたが、実在する大学でした。なぜ、これだけが?

菰田崇…朋の先輩。岡山の大学に赴任しますが、「逆だ。同僚のセクハラを告発したが、学部じゃあもみ消そうとするばかりなんで、腹をたてて辞めた。」ということで、東京に舞い戻ってきます。小谷野敦自身がモデル?。セクハラした同僚は「上村」となっていますが、これは小谷野敦がしつこく攻撃を続けている大阪大学のヨコタ村上孝之のことでしょう。

茗渓大学「茗渓大学教授の黒沢由美が来ていて挨拶した。黒沢は四十三歳の若さで教授だった。私立では珍しいことではないが、茗渓のような名門では異例の抜擢だと言われていた。」茗渓大学は筑波大学のこと(蛇足ながら付け加えると茗渓会は筑波大学(前身の東京高師、東京文理大、東京教育大を含む)の同窓会です)。黒沢由美のモデルはいるのでしょうか?

稲門大学…当然、早稲田でしょう。

『君達!』…『諸君!』でしょうね(笑)。
  1. 2007/02/24(土) 06:04:23|
  2. 読書
  3. | トラックバック:1
  4. | コメント:0

《読書》安原顯『安原顯の乱聴日記』音楽之友社(その2)

安原顯

(承前)

○同業者の悪口
CDの「解説」を見ると、岩浪洋三さんが書いている。彼の綾戸智絵評価は辛かった。ぼくと岩浪さんはしばしば会っているにもかかわらず、小林桂の話など、一度も聞いたことがない。要するに岩浪さんはジャズに飽き飽きし、嫌いになっているのだ。ならばこの業界から足を洗えばいいようなものだが、それでは食っていけない。そこで仕方なく、イヤイヤ「仕事として」やっているのではないか。しかし、岩浪さんはそれでもいいだろうが、現場で身体を張ってるプレイヤーたちは、たまったものではない。岩浪さんに「なぜ綾戸を認めないの?」と問うたところ、「ダイナ・ワシントンと比べると……」みたいなことを言っていた。これでは批評以前、何かを言ったことにはならない。つまり新人作家が出た折、「ドストエフスキーと比べると……」と批判するのと同じだからだ。嫌いならどこが、なぜ嫌いなのか、駄目というなら、具体的にどこが駄目かをきちんと書き、語ってこそ批評というものだろう。ましてや、不世出の大型新人が登場した場合、批評家のすることはただ一つ、良いところを見つけ、それを伸ばすよう進言することではないのか。昔からぼくは、ジャズ批評家の存在など、まったく認めていない。せいぜい趣味が高じ、人より多少ジャズを聴いているだけのご仁ばかりだからだ。(p.227)

 中山康樹『スイングジャーナル青春録』(経書房)は誉めてました。

 寺島靖国氏とは仲が良いようです。
『音の書斎』(音楽之友社)を持っている人は、もう一度、93頁~97頁を開いてみてほしい。彼の書斎が載っているからだ。モトヒロに言わせると、寺島宅の装置、この半年間で大幅に変わったとのこと。『音の書斎』を見れば分かるように、彼の書斎は本、LP、CD、10インチ、EPが所狭しと積み上げられ、帽子掛けには一本数十万円というオーディオ・ケーブルが無数にぶら下がってもいる。その部屋の中央に、スピーカーがどーんと据えられ(高さ1・4m、幅84cm、奥行80cm、重量200㎏)、二つのスピーカーの間にはフランス製JDFのモノーラル・アンプが二台(ペアで四八〇万円也!)、これまたどかーんと置かれているのだ。その二台のJDFを収めたラックもスピーカーの下に敷く台も、特注品で、値段はいうところの「時価!」らしい。しかし、この一〇〇キロもするラックを中央に置いたことで、低音がぐぐぐっと前面に出てきたと寺島さんは満足そうだった。
 スピーカーはレイ・オーディオRM-6V(ペアで三九六万円)だが、彼はその上に、さらにJEMのトゥイーターTS208を補足している。このトゥイーターも、ペアで一二○万円也!(しかしこれまた翌九八年には買い替えたとのこと)。それやこれやで、いま使っているシステムだけでも締めて約一〇〇〇万円という計算になる。そのスピーカーの右横にはアンプ群がずらりと並び、マーク・レヴィンソン№26Lは、もはや「お払い箱」とかで(モトヒロが密かに狙っているらしい)、現在はハンドメイドの特注プリアンプ「寺島モデル!」(むろん「時価」だが、最低でも一二○万円はするだろうとはモトヒロの言)を使用、CDプレーヤーはCEC TL1(四五万円)、D/AコンバーターはセータのDSPPRO BASIC(四八万円)とのラインナップである。さらに驚くことに、つい最近プリアンプとD/Aコンバーターを繋ぐケーブル(な、なんと、二本で一一〇万円![その後、九八年、二本で一二○万円のケーブルも買う!] 帽子掛けに無造作にかけられたケーブルの総額も、おそらく凄い値段になっているはずだ)を買ってしまい、音が断然良くなったと、ご本人は至極ご満悦の様子。この、あまりに個性的かつスケールの大きい装置というか「寺島靖国のオーディオ思想」を前に、ぽくは音を聴く前から、すでに口アングリ状態に陥ってしまう。(pp.15~16)

 ジャズ喫茶ってよっぽど儲かるんですかね。

○現代音楽好き
また、最初に買ったLPは一九五五年、ブーレーズ/シュトックハウゼン『ル・マルトー・サン・メートル/ツァイトマセ』、園田高弘の弾く『諸井誠/湯浅譲二のピアノ・ソナタ集』、ジャズは一九五八年の『チェット・ベイカー&ヒズ・クルー』と、六〇年の『クール・ストラッティン』だった。後者は輸入盤で、一枚三三〇〇円もした。(pp.94~95)

○あらすじ紹介
 「こんな面白い評伝、読んだことがない」(pp.117~126)では、早崎隆志『コルンゴルトとその時代-“現代”に翻弄された天才作曲家-』みすず書房 (1998)が紹介されていましたが、なんと延々8ページ以上にわたってあらすじが書かれているだけ。これはちょっとひどいんじゃないでしょうか。全般的にあらすじ紹介が多いです。

○五味康佑について
 「五味康佑を読み、久しぶりに心洗われる」(pp.73~79)では五味康佑について書かれていました。私も中学生の時、ちょっとオーディオに興味を持って、五味康佑『五味オーディオ教室』ごま書房(1976)を買って読みました。さすがに中学生には高尚過ぎました(^_^;)。
  1. 2007/02/23(金) 05:12:33|
  2. 読書
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

《購書》 2007.02.17 宮脇書店福山多治米店

宮脇書店福山多治米店

●2007044,カラヤンとフルトヴェングラー,中川右介,,幻冬舎,幻冬舎新書,2007,¥882
 面白いかと思って。


◎『プレジデントファミリー』4月号 プレジデント社 ¥680

 役に立つかと思って。
  1. 2007/02/22(木) 05:35:01|
  2. 購書
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

《購書》 2007.02.16 万伸書店赤坂店

万伸書店赤坂店
粘れども収穫乏し。

昭和史再掘

●2007043,昭和史再掘-〈昭和人〉の系譜を探る15の鍵-,保阪正康,,中央公論新社,中公文庫,2004,¥340
 保阪正康なので。
  1. 2007/02/21(水) 05:03:00|
  2. 購書
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

《購書》 2007.02.14 廣文館福山ロッツ店

廣文館福山ロッツ店
グーグル八分とは何か

●2007041,グーグル八分とは何か,吉本敏洋,,九天社,,2007,¥900
●2007042,ウェブ汚染社会,尾木直樹,,講談社,講談社+α新書,2007,¥840
 以上、面白いかと思って。
  1. 2007/02/20(火) 05:16:32|
  2. 購書
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

《読書》戸川昌士『進め!猟盤日記』ジャングルブック



●〔12〕戸川昌士『進め!猟盤日記』ジャングルブック 1998
(2007.02.14読了)〈2006307〉

○内容紹介
レアな中古レコードやら懐かしのおもちゃやらを掘り出しまくり、戸川の歩いたあとには草も生えないとの噂もある戸川昌士の「猟盤日記」の続編。せちがらい狩猟生活の随想集。
本書には余裕こいた道楽者の感想がない。助盤狩猟に大金をつぎこんでいる者の収集報告ではなく、狩猟生活のせちがらい随想集である。待望の第2巻 踊るおたくの目に泪。特別附録 テリー・ジョンスンの『匂い小僧』。

(unvollkommen)
  1. 2007/02/19(月) 05:11:58|
  2. 読書
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

《読書》中山康樹『挫折し続ける初心者のための最後のジャズ入門』幻冬舎新書



●〔11〕中山康樹『挫折し続ける初心者のための最後のジャズ入門』幻冬舎新書 2007
(2007.02.12読了)〈2007038〉

○内容紹介
すでに入門を果たした人たちにとってジャズは怖い音楽ではない。初心者を挫折させる最大の問題は「馴れていない」ことにつきる。それをわかっていない入門書、「この名曲いいでしょ」「まず名演を聴くべき」と助言するおせっかいなマニア、不要なボーナス・トラックなど、初心者を惑わすすべての要因を元「スイングジャーナル」編集長が小気味よく一蹴。ジャズを楽しむための「唯一の入り口」に誘う、最強にして最後のジャズ入門。

(unvollkommen)
  1. 2007/02/18(日) 09:15:27|
  2. 読書
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

《購書》 2007.02.12 ブックオフ福山野上店

ブックオフ福山野上店
谷沢永一『いじめを粉砕する九の鉄則』幻冬舎新書(2007年1月刊)がもう店頭にならんでいました。

●2007040,世界最高のジャズ,原田和典,,光文社,光文社新書,2006,¥550
 ジャズ物なので。

名探偵コナン(10)

◎名探偵コナン(10),青山剛昌,,小学館,少年サンデーコミックス,1996,¥105
 息子(小6)が欲しがったので。
  1. 2007/02/17(土) 06:05:07|
  2. 購書
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

《購盤》 2007.02.12 ブックオフ福山野上店

ブックオフ福山野上店
カラヤン

◎Karajan/Mozart
 モーツァルト
  交響曲第38番「プラハ」・第39番・第40番・第41番「ジュピター」
  ヴァイオリン協奏曲第3番・第5番
   vn:アンネ=ゾフィー・ムター
  ディヴェルティメント第15番変ロ長調 K.287
  セレナード第13番ト長調K.525「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」
  レクイエム
   ヘルベルト・フォン・カラヤン/ベルリン・フィル
伊DG 445 153-2 5枚組 ¥2,600

 カラヤンのモーツァルトはどのようなものかと思って。
 「1970年代中盤の録音。交響曲、協奏曲それぞれ別の形で発売されているがこのカップリングはない。」ということです。

◎マゼール/ブルックナー:交響曲第5番
 ブルックナー
  交響曲第5番変ロ長調〔ノヴァーク版〕
 リヒャルト・シュトラウス
  交響詩「ドン・キホーテ」op.35
   ロリン・マゼール/ウィーン・フィル
ロンドン F50L-28055/6 2枚組 ¥950

 マゼールなので。
  1. 2007/02/16(金) 05:34:06|
  2. 購盤
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

《購書》 2007.02.11 バッハ書店神辺

バッハ書店神辺

●2007039,ぼくの血となり肉となった五〇〇冊そして血にも肉にもならなかった一〇〇冊,立花隆,,文藝春秋,,2007,¥1,890
 立花隆なので。

『サライ』2007年3号


◎『サライ』2007年3号 小学館 ¥650

 「大型特集 落語再入門」があったので。
 サライ・オリジナルCD付き。
  古典落語名人選
   ●三代目三遊亭金馬『やかん』
   ●五代目柳家小さん『長屋の花見』
   ●六代目笑福亭松鶴『ひとり酒盛り』
  +読経『般若心経』
  1. 2007/02/15(木) 05:04:19|
  2. 購書
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

《購書》 2007.02.10 啓文社ポートプラザ店

啓文社ポートプラザ店

●2007037,逃亡日記,吾妻ひでお,,日本文芸社,,2007,¥1,260
 吾妻ひでおなので。

●2007038,挫折し続ける初心者のための最後のジャズ入門,中山康樹,,幻冬舎,幻冬舎新書,2007,¥756
 中山康樹なので。


◎入門 おとなのジャズドリル,地球の歩き方編集室 (編),,ダイヤモンド社,,2007,¥1,050
 ジャズ物なので。
  1. 2007/02/14(水) 05:37:06|
  2. 購書
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

《購書》 2007.02.10 ブックオフ神辺店

ブックオフ神辺店
真・大東亜戦争〈3〉

●2007035,真・大東亜戦争〈3〉World War Ⅱ《1941》帝国陸海軍印度洋ニ咆哮ス,林信吾・清谷信一,,ベストセラーズ,ワニノベルス,2001,¥105
●2007036,真・大東亜戦争〈5〉World War Ⅱ《1941》帝国陸海軍亜細亜解放ス…,林信吾・清谷信一,,ベストセラーズ,ワニノベルス,2002,¥105
 林信吾なので。とりあえず〈3〉と〈5〉しかなかったので。
  1. 2007/02/13(火) 05:52:19|
  2. 購書
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

《購書》 2007.02.07 ブックオフ西条中央店

ブックオフ西条中央店
渡邉恒雄 メディアと権力

●2007028,渡邉恒雄 メディアと権力,魚住昭,,講談社,講談社文庫,2003,¥450
 面白いかと思って。

●2007029,科学者という仕事-独創性はどのように生まれるか-,酒井邦嘉,,中央公論新社,中公新書,2006,¥400
 知的興味関心から。

●2007030,「名将」「愚将」大逆転の太平洋戦史,新井喜美夫,,講談社,講談社+α新書,2005,¥400
 軍事物なので。

●2007031,ワスプ(WASP)-アメリカン・エリートはどうつくられるか-,越智道雄,,中央公論新社,中公新書,1998,¥105
●2007032,首脳外交-先進国サミットの裏面史-,嶌信彦,,文藝春秋,文春新書,2000,¥105
 知的興味関心から。

●2007033,前進か死か〈1〉-インドシナ-,柘植久慶,,中央公論新社,C★NOVEL,1996,¥105
●2007034,前進か死か〈2〉-アルジェリア-,柘植久慶,,中央公論新社,C★NOVEL,1996,¥105
 面白いかと思って。
  1. 2007/02/12(月) 05:50:14|
  2. 購書
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

《映画》2007.02.11 「スウィングガールズ」

「スウィングガールズ」
スウィングガールズ



 テレビ放映を録画していたものを見ました。素直に楽しめました。いいですね、青春。
 NHK朝の連ドラ「てるてる家族」(2003年9月~2004年3月)を見ている時、ヒロインの石原さとみより上野樹里の方がかわいいなと思っていました。今はブレークしているようですね。
 本仮屋ユイカ(「ファイト」)、福士誠治(「純情きらり」)と、朝の連ドラゆかりの俳優が出演していたので、連ドラファンの私としては嬉しくなりました。
 そう言えば、女子高生ジャズバンドを題材にした『スウィング・ガールズ』いう映画で、貫地谷しほり(トランペット担当)のセーラー服姿を見て、
「萌える、とは具体的にどのような感情なのか、はじめて理解できた気がする」
 と語った作家がいるそうである。(林信吾『反戦軍事学』朝日新書 2006 p.119)

※公式ホームページ
※ウィキペディア

  1. 2007/02/11(日) 20:35:03|
  2. 映画
  3. | トラックバック:3
  4. | コメント:0

《購書》 2007.02.04 ブックオフ福山野上店(その2)

ブックオフ福山野上店



◎うつうつひでお日記,吾妻ひでお,,角川書店,,2006,¥550


○内容紹介
吾妻ひでおが描く事件なし、波乱なし、妄想ありの日々の記録。『失踪日記』の吾妻ひでおが、仕事もせずに読書とうつとお笑い&格闘技番組に明け暮れた、どん底の2004年7月~2005年2月までの日常を、淡々と綴ったプライベート日記。心にしみます!

 『失踪日記』を読んで面白かったので、この本も買いました。
この本はまるごと
あじまの日記になっていて
すごく
うっとおしいです

私もそうですが世の中には
他人の日記マニアの人もいるので
少しは売れるかと思って
出してみました
(中略)
さて この日記の
特徴といえるのは

事件無し
波乱無し
貧乏
神経症
冷やしラーメン
そば
本屋
図書館
(「まえがき」」p.1)

 『失踪日記』が波乱万丈だったのに対して、これは単調な日常が淡々と、あくまでも淡々と描かれています。最初は退屈かなと思って読んでいたのですが、妙に引き込まれていきました。
 寝て、起きて、食べて、本屋と図書館へ行って、本を読んで、アイスを食べて、薬を飲んで、労働は1日2時間。うらやましいような、うらやましくないような生活です。
  1. 2007/02/10(土) 05:46:07|
  2. 購書
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

《購書》 2007.02.04 ブックオフ福山野上店(その1)

ブックオフ福山野上店

●2007025,小説 財界,清水一行,,集英社,集英社文庫,1988,¥105
 面白いかと思って。

●2007026,〈子〉のつく名前の女の子は頭がいい-情報社会の家族-,金原克範,,洋泉社,新書y,2001,¥105
 面白いかと思って。

●2007027,名言の智恵 人生の智恵-古今東西の珠玉のことば-,谷沢永一(編著),,PHP研究所,,1994,¥105
 谷沢永一なので。

名探偵コナン(9)

◎名探偵コナン(9),青山剛昌,,小学館,少年サンデーコミックス,1996,¥105
 娘(小4)が欲しがったので。
  1. 2007/02/09(金) 05:41:39|
  2. 購書
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

《読書》岡本薫『日本を滅ぼす教育論議』講談社現代新書(その1)


岡本薫



●〔10〕岡本薫『日本を滅ぼす教育論議』講談社現代新書 2006
(2007.02.03読了)〈2007021〉

○内容紹介
おそらくは、日本人の多くに共通する何らかの思考プロセスや、陥りがちな論理の陥穽のようなもの―が、日本における教育論議に「すれ違い」や「カラ回り」をもたらし、建設的な教育論議を妨げているのではないか、ということを、ずっと思い続けてきた。以下、これまで漠然と感じてきたそのような「違和感」や「おかしなこと」の背景や構造を、分析・整理しつつ述べていきたい。
「ゆとり教育」をめぐり混乱した教育の現場。日本の各界における教育論議の多くは、抜本的な改革・改善を実現できておらず、「すれ違い」や「カラ回り」を続けている。文部科学省課長が「失敗の本質」を明かす。

岡本 薫 1955年、東京都生まれ。東京大学理学部卒業。OECD研究員、文化庁課長、文部科学省課長などを経て2006年1月より政策研究大学院大学教授。専門はコロロジー(地域地理学)。

 著者は元文部官僚で現在は大学教授。OECDに出向していた経験か、本書は基本的には「諸外国では~である。それに引き換え、日本は~である。」というパターンで貫かれています。普通なら鼻につくタイプですが、私には非常に説得力を持った論に思えました。
 ただ、現在の日本の教育論議はダメだということはよくわかりましたが、どうしたらよいかということにはほとんど触れられていませんでした。

○ゆとり教育について
 ここで言う「ゆとり」とは、「一時間当たりに教える量」についてのものであり、要するに「学ぶべき内容」と「授業時数」の比率のことである。したがって、この意昧での「ゆとり」を拡大するためには、「学ぶべき内容の削減」または「授業時数の増加」の、二つの方法がある。
 そこで教育行政当局は、その選択の良し悪しはさておき、「前者」の方を選び、いわゆる「教育内容の三割削減」を行った。しかし実は、これと並行して「授業時数」の方も、「土曜日の完全休業」や「総合的な学習の時間の導入」などのために、「約二割」が削減されたのである。したがって、両者の比率である「ゆとり」は、学年や教科によるバラつきはあるが、全体として「約一割」程度しか生じていないということになる。
 つまり、そもそも「ゆとり」なるものはあまり生じなかったのであって、「ゆとり教育の是非」などということを議論すること自体が、ほとんど無意味なのだ。(pp.30~31)

○高校教育について
①学校に期待される役割が極めて大きい
 学校外での子どもたちの行動についてまで学校が責任を問われるという、多くの国では信じられない状況が当然視されており、「心」の側面について学校の負担が過大となっている。
 日本には、「青少年問題」(もともと英語の「ユース・プロブレム」の翻訳であり、高校進学率が低い西欧の状況を前提として、義務教育修了後に就職する思春期の社会人青少年の問題を意味する。したがって、学校教育とは無関係)は存在しないとも言える。高校卒業率が約九〇%に達し、かつ、高校にまで「心の教育」が課されている日本では、西欧で「青少年問題」とされるものが、ほとんどすべて「学校教育問題」とされているからだ。
 各国の歴史を見れば、人目のある割合が不可避的に犯罪者になってしまうことは明らかだが、これを前提とすれば、日本の状況は「高校生が犯罪を犯している」のではなく「犯罪者も高校に通っている」ということであり、それら全員に対して「心の教育」も担わなければならない日本の高等学校は、信じがたい責任を負わされている。(p.40)

 また、学校教育にまつわる様々な問題の「原因」として、日本の高校というものの特異性と、その急速な拡大の影響が、もっと注目されてしかるべきだろう。
 「これを全部『高校』と呼ぶのか?」―これは、一九九〇年代に著者がドイツの連邦教育省の人から投げかけられた疑問である。実は、家庭教育・幼児教育から大学院まで、さらには、企業内教育訓練から高齢者の学習活動に至るまで、生涯学習システムの全体を見渡して、西欧の専門家の多くが日本の教育について「極めて特異」「信じがたい」と言うのは、高校教育の部分なのだ。(p.62)
 学校で何か問題が起こります。原因は親か教員か。世の中の絶対数は教員より親の方が多いので、マスメディアは教員(学校)を叩きます。親は「やっぱり教員(学校)が悪いんだ」と安心して、そのマスメディアを支持します。

○民間活力導入について
 例えば、「市場原理にまかせておけばすくてうまくいくはずだ」とかヽ「民間ぱマーケット・メカニズムで動いているから、民間の人や企業にやらせれば何でもうまくいくはずだ」など、まるでアダム・スミスの時代のような楽観的市場礼賛や民間崇拝が見られる。その典型は、「民間の企業経営者はマネジメントに優れているはずだから、学校の校長としても誰もが優れているはずだ」などという、いわゆる「民間人校長」登用に関する安易な発想である。成功事例ももちろんあるが、民間人校長がうまく機能していない自治体では、「民間人校長のみを対象とした研修」などという本末転倒の事業が実施されている例もある。
 日本国内全体で最も「マネジメント能力」の高い人がいるのは、おそらく在日米軍基地だろう。高度なマネジメント能力を待った将校がいなければ、戦争などできないからだ。
 しかし、米軍の将校を校長にしようなどと言う人はいないだろう。なぜなら、「軍事マネジメント」と「スクール・マネジメント」は違うからであり、だとすれば、「企業マネジメント」と「スクール・マネジメント」も違うはずだ。
したがって、「スクール・マネジメントに必要な能力」を特定せずに、「企業経営者なら誰でも校長の仕事がよくできるはずだ」などと考えるのは愚かである。(pp.50~51)

○「機会の平等」と「結果の平等」
 国際会議でもしばしば話題になることだが、世界中のすべての国の教育行政関係者にとって共通の悩みは、「結果平等状態から結果不平等状態への移行を、人生のどの時点に設定するか?」という大問題である。
 生まれたばかりの赤ん坊は、新生児室の中で完全に「結果平等」に扱われるべきだが、これに対して社会人は、社会主義・共産主義の国でさえ、完全に結果平等という扱いはなされていない。能力・適性その他の要素によって、社会的な役割や実質的収入などについて必ず「差」が生じている。つまり、どの国でも大人は、「結果不平等」な状態に置かれているわけだ。
 このことは、すべての国のすべての人々が、人生のある時点(多くの場合、学校教育システムの中のどこか)で、「結果平等状態」から「結果不平等状態」に移行しなければならないことを意味している。
(中略)
 では、日本はどうか。日本の小中学校は、「小学校の運動会の徒競走で、ゴールの二メートル手前から全員そろってゴールインする」などというウソのようなことが、一部で本当に行われるほど「平等志向」だ。他方、大学については、「どの大学にいるか」によって将来がかなり制約されている。つまり、大学生は既に「結果不平等状態」にあるわけだ。
 両者の中間にある高等学校を見ると、制度上は「どの高校を卒業しても大学入学資格はある」ので一見「平等」と思えるが、実は「どの高校にいるか」によって、将来の見通しはかなり違ってくる。ということは、日本では実質的に「高校入試」の段階が「結果平等状態から結果不平等状態への移行期」になっているわけであり、思春期の真っ只中において行われ、将来をかなり決定づけてしまう高校入試が、青少年に極めて大きな影響を与える事態を招いている。
(pp.60~61)
 今後はさらに低年齢化して中学入試の段階に移行するのではないでしょうか。

〈To be continued.〉

  1. 2007/02/08(木) 05:19:51|
  2. 読書
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

《購書》 2007.01.28 ブックオフ福山野上店

ブックオフ福山野上店

●2007024,労働者の世界観,向坂逸郎,,労働大学,労大新書,1973,¥105
 知的興味関心から。

噂の眞相闘論外伝

◎『サイゾー10月号別冊 噂の眞相闘論外伝 岡留安則vs12人の論客』インフォバーン 2006年10月 ¥500
 『噂の真相』なので。
  1. 2007/02/07(水) 04:59:37|
  2. 購書
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

《読書》林信吾『反戦軍事学』朝日新書


●〔9〕林信吾『反戦軍事学』朝日新書 2006
(2007.01.28読了)〈2006315〉

○内容紹介
 さまざまな軍事”常識”をもとに、戦後体制を批判し、強行外交を唱える作家や知識人が後を絶たない。だが実は、その”常識”の多くは怪しげな俗説や思いこみであり、知識があれば、簡単に論破できるのだ…… だまされないためには、今や戦争を憎む者こそが、軍事に対する基礎教養を身につけなければならない!「駆逐艦/巡洋艦」の違いから、トレンチ・コートの由来まで、全国民が読んで楽しめる、軍事基礎教養講座!
 “右傾化”が止まらぬ日本に、リベラル派から超巨大爆弾!ちまたにあふれる“エセ軍事常識”を一刀両断。全国民必読の軍事基礎教養講座。
 反戦者こそ、まず軍事を知らなくてはならない。「駆逐艦と巡洋艦の違いは?」「中尉と大佐はどっちが上?」など、軍隊の由来・しくみから、自衛隊の実態まで、軍事に関する基礎知識をまとめた“戦争反対”のための教養講座。

 「反戦者こそ、まず軍事を知らなくてはならない。」ということで、いわゆる「左翼」の立場から書かれた軍事学の本です。なかなかナイスな切り口ですね。
 本書では前半で基礎的な軍事知識についての解説を行い、後半ではいわゆる「右翼」の立場の人たちの著書を論破しています。

○石破茂『国防』新潮社 (2005)
 前にも述べたが、政治家たる石破氏の軍事知識は、貴重なものだと言える。しかし、知識はあっても見識がない人は、余計に始末が悪い、とも言える。(p.139)

  私がなぜ、あわよくば徴兵制を復活させようという発想が、すごく嫌いなのかというと大体において、そういうことを言う人ほど、自身や身内が戦場で果てるという事態を覚悟しているように見受けられないからだ。
 いささか感情的な物言いになることは承知の上で、あえて言わせてもらおう。
 元参議院議員・鳥取県知事を父に待つ石破氏白身を含め、自民党には掃いて捨てるほどいる二世議員の中で、自ら進んで国防の任に就いた経験を待つ人が1人もいないのは、一体どういうわけか。
 世襲の特権階級とも呼ぶべき二世議員が、国のために戦う気概などと言うのを聞くと、私にはどうも、参謀などエリートは安全なところにいて、前線の兵士には満足な補給もせず、ただひたすら国のために死ぬことを強要し続けた、大日本帝国陸海軍の姿と二重写しに見えてしまうのである。
 議席を世襲することの是非をひとまず置いても、国民に向かって、徴兵制は平等であるだの、国を守る気概を持つべきだのと得々として言うのなら、まずは跡取り息子(娘でもよい)に国防の大切さを説き、自衛隊に「志願兵」として入隊することを勧めるのが、人の遣というものではないのか。
 彼らは、旧ソ連や中国の政治家の言動を、口を極めて非難するけれども、スターリンがナチス・ドイツ軍との戦いにおいて、毛沢東は朝鮮戦争の義勇軍派遣に際して、それぞれ息子を一兵卒として従軍させ、戦死させていることには言及しない。
 スターリンや毛沢束が立派だと言いたいのではない。国民を戦争に駆り立てるのであれば、最低限、このくらいの覚悟は必要だということだ。(pp.128~129)

 これは長谷川如是閑の「戦争絶滅受合法案」を連想させますね。

※関連サイト:「ジェラス・ゲイ | 江原 元のページ」より

○小林よしのり『いわゆるA級戦犯-ゴー宣SPECIAL-』幻冬舎 (2006)
 さてそれでは、東京裁判を、私はどう考えているのか。
 法理論的に言えば、こんな無茶苦茶な裁判はない。
 そもそも裁判の根拠となった「平和に対する罪」「人道に対する罪」なるものは、国際的に認知された法律でもなんでもなかった。いかなる犯罪でも、犯罪が起きた後になってから作った法律(事後法という)で裁くことはできないのは、法理論のイロハである。
 それでは、どうして私は、
 「日本に『A級戦犯』などいない/ 連合国になすりつけられた『戦犯』の観念を払拭しない限り、日本民族の自立はないのであるタ」(二二六頁・これがオチである)
 などと絶叫する小林氏に、同調しないのか。
この問題は、法理論でもってどうにかなるものではないと、私は考えている。(pp.190~191)

 その他にも、上坂冬子『戦争を知らない人のための靖国問題』文春新書(2006)、兵頭二十八『ニッポン核武装再論-日本が国家としてサバイバルする唯一の道-』並木書房 (2004)などが論破されています。
  1. 2007/02/06(火) 05:35:00|
  2. 読書
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

《購書》 2007.01.27 ブックオフ福山野上店

ブックオフ福山野上店
昭和戦後史の死角

●2007023,昭和戦後史の死角,保阪正康,,朝日新聞社,朝日文庫,2005,¥350
 知的興味関心から。
  1. 2007/02/05(月) 05:07:00|
  2. 購書
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

《購書》 2007.01.24 宮脇書店福山多治米店(その2)

宮脇書店福山多治米店



◎『別冊宝島1366 日本の右翼と左翼-テロ、ク-デタ-、暴力革命、内ゲバ…その“思想”と-』宝島社(2006年11月) ¥1,050

 知的興味関心から。


◎若おかみは小学生! 花の湯温泉ストーリー〈2〉,令丈ヒロ子(作)・亜沙美(絵),,講談社,講談社青い鳥文庫,¥609
 娘(小4)が欲しがったので。
  1. 2007/02/04(日) 04:40:20|
  2. 購書
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

《TV》2007.01.21 「NHKスペシャル “グーグル革命”の衝撃」

「NHKスペシャル “グーグル革命”の衝撃~あなたの人生を“検索”が変える~」
グーグル革命の衝撃

○内容紹介
世界のインターネット業界で今、劇的な地殻変動が起きつつある。震源地は検索エンジンの雄、「グーグル」だ。八年前スタンフォード大学の学生二人が学生寮から立ち上げたベンチャー企業は、今や時価総額18兆円、ITの巨人マイクロソフトの地位を揺るがそうとしている。躍進の原動力は、ネット検索サービス。世界でグーグルが検索される回数は一日10億回、世界中すべての人間が一日一度はグーグルに向かってキーワードを打ち込むといわれている。世界中が情報をグーグルに頼り、かつ頼らざるをえなくなりつつある。そのインパクトは「グーグル革命」とも呼ばれ、「文明に対し人間が文字を発明して以来の衝撃をもたらしつつある」という指摘もある。検索サービスを核に進化するインターネットの新たな波が、我々の暮らしや社会にどのような影響を及ぼしつつあるのかを伝える。

 拙ブログで紹介した梅田望夫『ウェブ進化論-本当の大変化はこれから始まる-』ちくま新書佐々木俊尚『グーグル Google-既存のビジネスを破壊する-』文春新書などを読んでいれば、特に目新しい内容ではありませんが、知らない人にとっては結構衝撃的な内容ではなかったのではないかと思います。
 ところで、番組中に出てきたキンダースタート社が起こした“グーグル八分”の裁判結果はどうなったんでしょうね。
  1. 2007/02/03(土) 18:47:26|
  2. TV
  3. | トラックバック:1
  4. | コメント:0

《購書》 2007.01.24 宮脇書店福山多治米店(その1)

宮脇書店福山多治米店


◎『プレジデントファミリー』3月号 プレジデント社 ¥680

 有意義な情報があるかと思って。
斎藤 06年は「小学生パパ雑誌」の創刊ブームでした。年収2千万円、勝ち組の子どもを育てる、という感じで、例えば『プレジデントファミリー』では「難関校に入ったご一家」が紹介されている。冗談みたいだけど、これが売れている。日頃、職場の成果主義に慣らされている父親も、これなら参加できる。勝負は中学受験なんです。受験させたお父さんの手記みたいなのも多い。
岡崎 僕も『プレジデントファミリー』の取材、受けましたよ!公立小学校の教師なのに、人気教師グラビアに。受験一色ではまずいらしくて。
斎藤 "箸休め"ですね!子どもが少なくなったせいでしょうけど、世間が教育に関心を持ちすぎ。昔は学校を信頼して任せ、教師を信じ、親がいちいち怒鳴り込むこともなかった。欧米流の「地域と学校のつながり」を持ち込もうとしても、変に日本流と交錯して混乱すると思う。
(朝日新聞2007年1月5日付「教育と社会を考える(上) 鼎談 斎藤美奈子・岡崎勝・佐伯啓思」より)

 『プレジデントファミリー』とは関係ありませんが、上記の記事より興味深かった発言を。
佐伯 近代社会は、国民に基本的な共通了解を与える面がある。それが義務教育・国民教育だから、画一的で管理的にならざるを得ない。近代社会は同時に個性と自由を尊重する。どちらも選びきれないし、どちらを優先する方針が良いのか、親も先生も国もわからない。

※関連サイト:「しげさんのサイト」より
  1. 2007/02/02(金) 05:24:18|
  2. 購書
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

《読書》森健『グーグル・アマゾン化する社会』光文社新書



●〔8〕森健『グーグル・アマゾン化する社会』光文社新書 2006
(2007.01.22読了)〈2006282〉

○内容紹介
多様化、個人化、フラット化した世界で、なぜ一極集中が起きるのか? アマゾンもグーグルも、環境的特性と自らの開発技術によって大多数の支持を集める基盤を持っていたが、それだけで世界中から膨大なアクセスを集める存在になったのか? 気鋭のジャーナリストがネット社会の矛盾に斬り込む。

 面白く読むことができました。
 内容紹介にあるよう「多様化、個人化、フラット化した世界で、なぜ一極集中が起きるのか?」という問いがメイン・クエスチョンです。
 解答は次のようになるのでしょうか。
 要は、アマゾンもグーグルも、その環境的特性と自らの開発技術によって、大多数の支持を集める基盤をもっていたということになろう。言い方を換えれば、外的なアーキテクチャーと内的なアーキテクチャーの両方に強みがあったということだ。
 だが、と、あえてそこに疑いを挟んでみたい。
 本当にそれだけで、両社は世界中から膨大な数のアクセスを集める存在になったのだろうか。
 なにも非合法なことやグレーゾーンのことを、彼らがしているという意味ではない。そうではなく、別の要因、偶発的な環境要因があったのではないかという疑問だ。
 その疑問は、同じスケールフリー・ネットワークで必ず副次的に発生する現象に基づいている。「金持ちほどますます金持ちになる」という効果。複雑系科学での収穫逓増、自己組織化という働きだ。(p.169)

 「グーグル、アマゾンは確かに便利だ。でもちょっと巨大化しすぎてる感じもあるので、気をつけて見てようね。」というのが最近の風潮でしょうか。

 面白かった話を。
 実は、オーカットが六人までしか表示しないことには、理由がある。それは、これまで社会学の分野で研究されてきた定説、「六次の隔たり」に根拠を置いているためだ。六次の隔たりとは、「どんな人でも六人の人を介せば、世界中の誰とてもつながる」という説だ。
 これは、一九六七年、米ハーバード大(当時)の社会学者スタンレー・ミルグラム博士が、とある実験をもとに論文で明らかにした説だ。
 その実験とは、カンザス州とネブラスカ州に住む無作為の住人三〇〇人に対して手紙を送り、彼らとはまったく面識のないマサチューセッツ州ボストンに住む、ある株式仲買人に手紙を転送してほしいと依頼するというものだった。
 依頼された三〇〇人の人たちは、その株式仲買人の住所を知らない。そのため、その人に近いと思われる親しい人に対して、転送を繰り返してほしいと依頼した。すると、実験の結果、手紙は平均で六人の人を介することで、株式仲買人に届いたのである。(p.155)

 関連事項として「ケビン・ベーコン数」の話も出ています。
 二〇〇五年の総選挙直前、ウェブの検索でおかしなことが起きた。グーグルで「うさんくさい」という言葉で検索すると、亀井静香のサイトがトップに表示されたのだ。似たような検索挙動はそのすこし前にもあった。「売国新聞」で検索すると、トップに上がったのは「朝日新聞」のサイト、アサヒ・コムたった。また、同じ頃、「売国奴」で検索すると、トップに上がったのは、岡田克也代表(当時)率いる民主党のサイトだった。明らかに、SEO(サーチエンジン最適化)と呼ばれる技術的な手法を、何者かが仕組み、不適切な検索結果になるよう設定したものだった。

 へぇー。
  1. 2007/02/01(木) 05:37:37|
  2. 読書
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

カレンダー

01 | 2007/02 | 03
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 - - -

プロフィール

azev

Author:azev
FC2ブログへようこそ!

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する