過去に犯した罪の告白。1980年〜90年代バブルの時代。セレブなお嬢様にならず、なぜかゲリラ活動。アジト生活、ガサ、逮捕と最底辺の生活…。
ギリシア哲学におもしろい問答がある。
「世の中で一番簡単なことはなんですか?」
「他人を評論することです」
「では一番難しいことはなんですか?」
「自分を知ることです」
キロン(タレスの言葉という説もある)の「汝自身を知れ」というのは今も変わらずに伝えられている。残念ながら戦旗派は自分たちの問題を整理できないのにソビエトのことはいとも簡単に論じている。日本で革命を起こす力もない人間は、ソビエトにレッテルを貼る前に自分たちこそ反省すべきである。自分たちの政治能力を超えた存在でさえ、ケナす。自分の人格を歪めていくようで、ホトホト嫌になってきた。
ピッタコスの言葉「友人を悪く言わないこと、いや敵でさえ悪く言わないこと」
キリストの言葉「汝の敵を愛せよ」(pp.238〜239)

資料五〇〇点、証言者三〇〇人余、渾身の取材で驚愕の新事実続出!同胞同士の抗争に明れ暮れた戦後、アメリカ遠征激闘の真実、祖国のもうひとつの家庭に求めた最後の安息…。伝説の空手家の真の人生が、いま初めて明らかになる。あまりにも衝撃的なノンフィクション超大作。
「本当の自分」って、何なんだ!?「トラウマセラピー」で懸命にトラウマを探す人、「ユーモア学校」に入学したのに笑えない人、過激な「セックス本」に狂奔する女性、「田舎暮らし」や「資格」に夢中になる人…平成ニッポンの奇妙な精神性をユーモア溢れる筆で描き出す。
「われわれが普段使う診断基準で、つけられて喜ぶ診断名がふたつあって、PTSDとACなんです(笑)。自分のつらい体験を評価してもらった、ということでしょうね」(山ロ直彦氏。同前)
PTSDとは翻訳すると心的外傷(トラウマ)後ストレス障害。ACはアダルト・チルドレン、つまり幼少期に家族から受けたトラウマによる様々な障害。いずれにせよ、精神の障害をトラウマによるものと診断すると喜ばれるという。(「トラウマへの道―本当の「自分」p.10)
日本共産党のモットーは「科学的」であること。物事を「科学の目」で見、分析、総合して実践する。そのために理論の「寸暇を惜しんだ学習」が必須である。大会決議などの基本文書を読み終えた党員の比率を「読了率」と呼ぶが、これが年々低下しているらしい。読みましたとウソをつけばよいのに、皆正直者で、平均すると三〇〜五〇%。通常、各支部では皆で声を出して読み合わせ、読了率を強引に上げてきたのだが、最近は、それすらしていないということである。
ある地区委員会の常任委員によれば、
「実は、理論以前に、若い新入党員たちは漢字が読めないんです。それに年寄りの党員は、決議決定文書の字が小さくて読めない。読めないうちに次の決定が出たりするもんですから、さっぱりついていけなくなるんです」
大半の党員は、理論非武装で活動しているのである。(「生きざま革命―「日本共産党」の人びと」pp.181〜182)
北海道のある後後会会長が、「私は日本共産党を大きくするのに力を尽くします。さて、今の若い人にはバックボーンがないように思うが、軍隊に入ってもらう必要があるのではないか」などと問題発言をした。ところが党員はこれを称賛する。「こういう人に会長をお願いし、支えもり立てていける後援会は大したものだと思っています。……時として、信頼関係は理論に優ることもあると思います」(葉山弥壽男氏。『赤旗』別刷り二〇〇〇年十一月十六日付)
理論を越えた懐の深さ。
「理屈じゃないんだよねえ。人のしあわせを自分のしあわせとつなぐ。それが共産党なんだよね。人間が優しいんだよねえ」
支部長が目をうっすら潤ませた。みんな仲良くボケ知らず。長寿の秘訣は共産党なのである。(「生きざま革命―「日本共産党」の人びと」pp.187〜188)
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Author:azev
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