Im Anfang war das Buch-購書&購盤日記-

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《読書》塩山芳明『東京の暴れん坊-俺が踏みつけた映画・古本・エロ漫画-』右文書院(その2)



◎塩山芳明『東京の暴れん坊-俺が踏みつけた映画・古本・エロ漫画-』右文書院 2007 (2007.11.24読了)

(承前)

○内ゲバ
 続々・内ゲバ面白エピソード。東大での青解と革マルの一戦を目撃した奴の話。「島チャンも明治じゃ自治会委員長だけど、青解じゃペーペーもいいトコ。本郷じゃよ、東大の青の幹部がパッと逃げた後、放り出してったナップサックやメット、島ちゃんが、セッセと拾ってんの。涙が出たよ。新左翼もやっぱ学歴。明大夜間部じゃ…」宮田牛乳店を辞め、西川口へ移るまでの半月程、当時島ちゃんが根城にしてた、世田谷の明大松陰寮に同居させてもらった、恩義ある俺は悲しかった(銭湯代も出してくれたし。文研内部で一時、“あの島ちゃんにたかった鬼のような男”と後ろ指を。ただ松陰寮で寝る際は、革マル対策でドアに机を積み上げたり、スリル満点すぎたが)。(「エロ漫画の苦界に身を沈めるまで」p.9)

○増田明美
(前略)驚かされたのが増田明美。
 TV出演の際は、乗りの悪い化粧といいそぐわぬファッションといい、どう高く見積もっても、京浜東北線西川口駅東口発、国際興業バスで約20分の、“唄って踊れるスナック”「来夢来人」の雇われママにしか見えないが(愚妻並みの貧乏臭さに即チャンネル変更)、鋭い人物評をするのでビックリ。(「奇書発掘『芸術ウソつかない 横尾忠則対談集』」p.183)

○古本本
 醜悪なエテ公以下のアホガキや、指名手配中の殺人犯写真集並みの家族アルバム、五寸クギを額にブチ込みたくなる、糞尿まみれでムカつく犬猫の類いを自慢する、ド畜生以下の知性の持ち主は後を絶たない。だが正当なことに、彼等はたちまち人々から見放され、エテ公、殺人犯アルバム、悪臭ペット、愚夫&愚妻のみが生息する、私営動物園で生きるハメに。根拠なき自己陶酔の自然な帰結だが、精神構造は同一なのに、“自然なな帰結”を免れている人々も。愛書家どもだ。証拠品が、昨今こらえ性なく乱発される古本をめぐる本。
 愛書家に特に規定はない。一点だけ挙げれば、古本屋を古書店と呼びたがる悪癖が。『古本暮らし』(晶文社)の著者、荻原魚雷は終始古本屋で通し、その点は偉いが中身は嫌みタップリで、いけすかない。定職につかず、質素な“主夫ライフ”と文筆拾い喰いの日々の楽しみは、古本屋巡礼。当人はアナクロと考えてる風があるが、今やそれは完璧な“売り”。時代に追いつかれてる趣味人の、カマトトぶった自意識がうっとうしい(“九○年代の学生運動”の実体験こそ詳しく吐け。スッゲー面白そう!)。(「古本本は皆殺し」p.309)

 ちなみに青解とは社青同解放派のこと。

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  1. 2009/01/28(水) 06:31:57|
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《読書》野口悠紀雄『「超」手帳法』講談社(その2)



(承前)

◎野口悠紀雄『「超」手帳法』講談社 2006(2008.05.10読了)

 野口悠紀雄の著作は常に示唆に富んでいます。


○メール洪水にいかに対処するか
 重要な仕事をするには、集中しなければならない。だから、事務的な仕事に使う時間は最小限にとどめたい。しかし、そうは言っても、連絡事務をまったく放置するわけにはゆかない。それが現実の世の中である。それは、組織に束縛されていない私のような人間にとっても事実である。
 社会との最低限のつながりは維持しながら、集中を妨げる要因をできる限り排除することはできないだろうか?
 20年くらい前までは、電話対策が最重要の課題だった。当方の状況いかんにかかわらず、電話はつねに最優先の対応を要求する。電話をいったん受けてしまえば、「いま忙しいのであとで返事します」と言うわけにはゆかないのである。電話は掛け手に100パーセントの自由度を与え、受け手に何の自由も与えない。これは不合理なことだと思っていたのだが、こうした使い方が社会慣習として確立されてしまった以上、どうすることもできない。
 そこで、私はさまざまの対策を講じた。まず、連絡をできるだけファクスにしてもらう。そして、秘書を雇い、直接に電話に出ないで済むようにする、等々である。(p.94)
 世間では、電話よりメールの方が失礼という感覚があるかと思いますが、私は逆だと思います。


○私にとって携帯電話は重要でない
 私が携帯電話(というよりは非固定式電話)を使い出したのは、かなり古い。まだ「ショルダーフォン」と呼ばれていた時代のことだ。大型で重く、一人では持ち上げることすらできなかった。大学の内線電話が自動式でなく、ファクスの送受信ができなかったことが、これを使っていた理由だ。ときどきは車に持ち込んで、移動電話として用いた。しかし、現在の私は携帯電話をそれほど使っていない。費用効果比でいえば、かなり効率の悪い機械になってしまっている。
 携帯、電話をメールに使っている人が多いが、私はPCを使ってメールの送受信をしており、携帯電話で送ることはない。キーが小さくて、打ちづらいからである。人力はPCのほうがはるかに連い。メール自体は便利な通信手段だが、携帯電話がそのための道具だとは思えない。
 そもそも、携帯電話は他人との連絡手段だ。私の場合、なくても仕事はできる。直接会うほうが、密度の高いコミュニケーションができる。しかも、携帯電話は、テレビと同じで、主として受動的な手段だ。他の人が発信している情報を受けるためのものである。私が携帯電話を便利だと思うのは、待ち合わせの場合くらいなものである。なぜ多くの人が携帯電話をあれほど使っているのか、私には理解できない。(pp.246~247)
 さすがにこの感覚はもう古いのでは。

○エスニックジョーク
 「ドイツからのお客様にご注意」
 早起きは三文の徳。朝早く起きて、仕事を片付けてしまうのは、よいことだ。
 しかし、あまり早いのも考えものである。ヨーロッパのあるホテルで、つぎの注意書きが部屋の壁にかかっていたそうだ。
 イタリアからのお客様に、部屋で歌わないでください。フランスからのお客様に、部屋にガールフレンドを連れ込まないでください。アメリカからのお客様に、零時前に部屋に戻ってください。そして……。
 ドイツからのお客様に、朝5時前に起きないでください。(p.101)


  1. 2009/01/23(金) 06:43:23|
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